日にちが空いてしまいました。
木曜日に久元祐子先生の「ピアニストが案内するモーツァルト」セミナーを受講しました。

クラヴィーア
モーツァルトは、クラヴィコード、チェンバロ、ピアノフォルテの3種の鍵盤楽器を総称して呼んでい て、その歴史からシュタインピアノ、ヴァルターピアノの話しをされました。

モーツァルトの美学
手稿譜、出版譜、原典版 色々な楽譜が250年あとの私達に与える暗号であること。
モーツァルトの音楽は予定調和、そうドラマでめでたしメデタシ と終了してホッとするのと同じ。必ず元に戻る。
ただし、演奏者は自分が今何調を弾いているか見失ってはならない。

演奏法
アーティキュレーション、スタッカート奏法、デュナーミク、タッチ、ペダルなどのお話しの中で特に印象に残ったのは、ヴァルターピアノは鍵盤の深さが6㎜、現代のピアノは1㎝ですが、上手く使っていけば軽やかな音、強い音、柔らかな弱い音とコントロール出来るというお話し。
実際久元先生が弾かれたモーツァルトのソナタは、こんな音色だったのかと思う研ぎ澄まされた音でした。

気さくなピアニストでいらして、私も昼食会まで参加させてもらいました。そこでもソフトペダルの使い方についてお知恵を頂きました。
メロディアステーションの先生方、ありがとうございました!!