三島由紀夫を再認識するきっかけになった本。
東京裁判とは何だったのかということを、
問いただす内容です。
冒頭と巻末に、
著者と親交のあった三島由紀夫の話が出てくるのですが、
あの市谷駐屯地での自決にライトを当てて、
そのとき三島が見ていた日本の未来像とはどんなものだったのか、
今ここにきてようやく我々にも認識できるようになったのかなと、
日本を取り巻く危機というものが目に見えるようになってきて、
そこここでこれに対処できる日本を作ろうと、
声を上げている。
遅きに失したのか、
まだ間に合うのか、
日本を正しい道に引き戻すことができるのか。
本の内容を少し。
著者 へんりー・S・ストークス。
英国のジャーナリスト。
長年日本で暮らし、
日本の文化にも明るい。
大東亜戦争や極東国際軍事裁判を題材に、
これらの真の意味を探る。
本著は、
極東国際軍事裁判を、
法的な側面からはもとより、
欧米人が持つ宗教観からくる世界観で、
世の中をどのように支配しようとしていたのか、
極東国際軍事裁判を通じて日本をどのような国に仕立てようとしていたのか、
戦勝国の思惑へと深く切り込むものです。