あなたの趣味はなんですか?
映画を観ることです。 ゴルフです。 旅行です。 、、、
はい、
私の趣味はファッションです。
私はお洋服が大好きです。 トレンドを着るのが何よりも好き。
だから、お金を貯めてお洋服を買います!
お洋服、ファッションは、そんなそれを趣味にする人たちのものに
なるんじゃないかな〜。
そう思う。
こんにちは。
アパレルメーカー、製造する人たち、、、多くのアパレル業界に携わる人たちが、
これを読んで、それぞれの立場でいろんな意見や思いをぶつけ合っているようです。
とてもいいことじゃないかな。
何か変るいいきっかけになればいいな。
日経ビジネスの 「買いたい服がない」
タイトルも衝撃的でした。
内容はここでは書かないけれど、私は全く反論も、間違えも見当たらなく、今の業界をありのままにとってもよく書かれていると思っています。
まずは、
仲良くさせていたただいている、ファッションライターの南さんのブログです。
さすがの視点で、さらに雑誌の記事の内容が深まります。
ぜひ、読んでみて下さい。
日経ビジネスの「買いたい服がない」特集は実に読み応えがあるし、ほぼ正論で埋め尽くされている。
筆者の主張とも重なる部分が多いので、賛同する部分が多い。
大手アパレルと百貨店、GMSのことに事例が終始しているが、我が国アパレル産業が衰退した理由をほぼ網羅していると感じる。
詳しくは、 ↓
国内ファッション市場にもブランドディスラプターの登場が望まれる
続いて、お馴染みの短パン社長のブログです。
自身、Keisuke okunoya のブランドの販売方法は、従来のそれとは一線を画しています。
短パン社長の視点も、大きく頷けます。
2つのブログ、ぜひ、読んでみて下さい。
現在、購入者の数は1,500人を超えました。その中には、もともとめちゃめちゃお洋服が大好きだった人もいるけど、どちらかと言えば、そんなにお洋服に興味がなかった人の方がきっと多いと思う。そんな人達は、ボクのKeisuke okunoyaを通じて、お洋服が好きになった。オシャレをするようになった。オシャレが好きになった。オシャレって言われるようになった。仕事が上手くいくようになった。自分の事を好きになった。って、そんな人達が多いのかと。そう。ボクは、そんな彼ら、彼女らに、お洋服を買う理由を作ってあげた。そう言っても過言ではないですよね。
じゃ、ボクはみなさんに良いお洋服だけを提供したのでしょうか?
違いますよね。もう一度言います。買いたい商品がないんじゃない。みんな、買う理由が見つからないだけ。お洋服に限らず、この事をもっともっと考え、お客さまに伝えていかなくちゃ。
詳しくは、 ↓
買いたいお洋服がないのではなくって、お洋服を買う理由が見つからないんだと思う
ブランドはまだまだ小さいと言えども、ボクはSNSでつながったたくさんの人達にこんなにもステキを届けている。そう。自負しています。いつか実店舗がなくなり、ほとんどのお洋服屋がショールームの役割になってしまっても。全てのお洋服がスマホ1つで買えるようになっても。いつかお店に人がいなくなり、ロボットが接客するようになっても。いつか街中の自動販売機でお洋服が売られるようになっても。
私たちは作る側です。
作る側からの視点で、書きますね。
世の中、どんな売り方になろうと、作らないと、モノはありません。
でも、その依頼のされ方も、作り方も、そして、私たちの存在の在り方も
大きく変わってくるのだと思う。
ただ、ますます作る側のノウハウ、技術、提案は重要で、その要望は増えてくると
思うのです。
冒頭に書いたように、ファッションはそれを趣味の人のものになっていくとすると、
それが好きな人がこれからどんどん増えていくわけでありませんよね。
では、私たちはニットの世界で何が出来るのだろうか、、、
今まで何度かブログに書いて来たことかも知れないけれど、日経ビジネスに書いてある
ことをひっくり返すような、業界全体に革命を起こすような大きな事ではなく、
例えば短パン社長のやっていることのように、多くの、小さいけれど
新しいことがどんどん生まれてくるんだと思う。
と言うか、いくつかすでにはじまっている。
大きな会社が知らないうちに、それは起きているのです。
大きな雑誌でこうして記事で取りあげられると、自分たちの方向性が古く感じたり、
何だか違って感じられたり、突然先行きが不安になったり、、、(笑)
また、大きな転換をお越したくなったり(笑)、大きな意見を言いたくなる人も
いますが(笑)、、、
大事なことは、自分、自社の立ち位置を今一度確認して、
自分たちに何が出来るか、、、目の前のことにどう対処するかなんだと思います。
だから、、、
私たち、作り場として、これから求められることがたとえ変ってきても、
ゼッタイに変わらないし、変えてはいけないと思うのは、私たちの独自のノウハウを
確立して、それを伝承していくことです。
また、本当にいいもの、良質なものとはどういうものなのか、をしっかり伝えていく
こと。
そう、、、
私たちは、ニットの良さを、ニットが好きな人を増やしていくことです。
LOVE KNIT♡
真摯にニットに向かい合い、ニットが大好き、LOVE KNIT♡を伝えていくこと。
その方法は、常に時代に添っていきたい。
いや、むしろ、先端をいきたい。
そう思っています。
私の趣味はニットです。
いいニットを着たい。
気持ちのいいニットを着たい。
このニットはずっと大事にしていきたい。
そんな人を増やしていく。
先日、こんなことがありました。
私たちの中では、定番のイタリアの糸があります。
19.5マイクロンのウール100%の柔らかい糸。
業界でもよく知られたロングセラーの糸です。
その糸で、アパレルメーカーではないある会社のセーターを作りました。
そうしたら、それを着た方々が口々に、こう言われたんです。
「これって、ウールなんですか? ウールってもっとチクチクすると思っていました。」
「凄く肌触りがよくって、着ていて気持ちいいですね〜」
「こんなセーター初めてです! ずっと着ていたいです。」
「これって、一般的にはどこで買えるんですか??」
とても衝撃的で、新鮮でした。
私たちからしたら定番の、この糸でさえ、その良さが一般的には伝わっていないのです。
そして、この糸で作ったセーターをもっと安く提供し、良さを伝える方法を私たちは
知っています。
でも、ついついこう考えてしまっています。
定番だし、、、
これでは売れないかも、、、
もうひとひねりしないと、ダメかな、、、
この業界内にいて、プロとして、むしろ見えていないことかもしれませんね。
買いたい服がない
買いたい服、買いたいニット、、、
それは、私たちがまだまだ伝えていないからかもしれない。
いいモノですよ、いい素材ですよ、、、
そんな単純なことではなくて、私たち作る側だからこそ伝える方法、販売方法は
まだまだあります。
私たちから言うのではなくて、着た人、買った人が、
着ていて本当に気持ちがいい! ゼッタイにコレ買った方がいい!!
そう言われるニットを、私たちは小さいながらも作っていきたいですね。