白黒つけること | 老舗ニット会社三代目社長岡崎博之の自分らしく事業承継

老舗ニット会社三代目社長岡崎博之の自分らしく事業承継

東京の下町・墨田区・両国で、糸とセーターを売っている [丸安毛糸]の3代目社長です。 経営者の視点、後継者の視点、アパレル業界人の視点・・で気づいたこと、そして、自分らしく事業承継していく方法を書いています。みんなで一緒に元気になれるようにお伝えしていきます!

おはようございます。


今月、たまに鞄から出して、読んでいる本がコレ。 


両国の老舗ニット会社社長岡崎博之の気づき-IMG_6199.jpg


鬼平犯科帳の池波正太郎さんの ”語りおろし” の本。



人事、結婚、おみやげ、スーツ、年賀状、そば、、、

おそばやお鮨の食べ方や、お店の人との接し方、などなども書かれています。



男がどのように生きていくか、は時代そのものと切っても切れない

かかわりを持っている。

本の中で語っているのは、かつての「男の常識」とされてきたこと

ばかりです。


この本の発行の年は、今から28年前の昭和59年ですが、

この時すでに、「現代の男たちには実行不可能でありましょう。」と

言われてはいます。


ところが、読んでいると、今書かれているのでは?と、

錯覚するところもある。


つまり、本質は変わらない。 

大事なことはちっとも変わってないのだと痛感します。



その中の一文です。


感覚的にだんだん人間が鈍化している、ということがあるから。

その1つの表れとして、パッと見た瞬間にいいなあと思う、

俗にいう ”ひとめ惚れ”、そういうことがなくなっていますね。


どうしてこんな世の中になってきたかというと、

白か黒か、

そういうきめつけだけがあって中間色がないから。


人間とか人生とかの味わいというものは、理屈では決められない

中間色にあるんだ。

つまり白と黒の間の取りなしに。


その最も肝心な部分をそっくり捨てちゃって、白か黒かだけで

すべてを決めてしまう時代だからね、いまは。




白か黒か

正しいか否か

やるかやらないか

YES or NO 、、、



はっきりさせることは、重要。

経営していく上でも、その判断もとても重要です。


しかしながら、経営は人と人との営みです。

はっきりさせすぎることによって、亀裂が入る場合もある。


YES or NOを決めなければいけない、 

早く判断しないといけない、

スピードが命、、、

とても欧米的な〇〇主義のようですね。


グレーを容認することも、ある意味大事だと思う。


白黒つけること


でも今は、”ハッキリ物事を言い過ぎる世の中” なのでしょう。

それも、白黒つけることと同じことのように思えます。


発言をする場所も増えました。

こうしたブログやFACEBOOKでも日々、いろんな人が発言しています。


最近のFACEBOOKを見ていても、そんなにハッキリ言わなくても

いいのにな~と思うこともあります。


ハッキリ言い過ぎると、”品格” がなくなる気がしませんか。

ホントのことを言いすぎると、波風が立つのです。


ハッキリ言わなくても、察する。 コトバではない声を聞く。


そんな大人の会話こそ、”男の作法”ではないでしょうか。



コトバと違い文章は残ります。

コトバで伝えたほうが、波風立たないかもね。

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マーケティングの師匠 

エクスペリエンスマーケティングの、藤村先生のブログです。


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