僕には家族と呼べる人がいません。
両親は生きていますが、自分の親って呼べない状態です。
兄もいますが、親と同様、兄と呼べるような存在ではありません。縁を切ってますからね。
小さいころから児童養護施設で育ち、一般家庭というのを知らずに育ったので、一般家庭というものが自分の中では未知の物となっています。
外出先で歩く親子、仲良さそうに歩いている兄弟、姉妹、自分には知らない事ばかりで、自分にも家族と呼べるような人達がいたらこうだったのかなって思ってしまいます。
自分には経験がないので色々わからないことが多いのです。家族って何でしょうか?お袋の味って何でしょうか?
そして児童養護施設にいた時は何事にも年上優先という謎の決まり事があり、それを破ると殴られたり蹴られたりという事がよくありました。
酷い時には、夜おやつの時間があったのですが、飴玉一つないだけで廊下に並べさせ、「お前がとったのか?」と聞かれました。
もちろん違うので「違います」と答えました。そしたら殴られます。誰かが嘘でも取りましたって言うまで続きました。
施設の職員はいましたが、口で注意するだけで特に何もしません。いるだけ無意味な存在でした。
逆らったら暴力が振るわれる、まさに恐怖政治。
施設は施設でいまだにスポ根を大事にしているような場所で、スポーツを優先し、勉強する時間が殆どありませんでした。
もちろん塾には通えず、学校での勉強が付いていけなくなると、もう手遅れになってしまっていました。
スポーツはソフトボール、卓球の2種類があり、ソフトボールをしていましたが、エラーすると職員からケツバットを受け、練習が終わると施設の先輩に呼び出されボコボコに殴られるというのが日常でした。
そんなような状態が続き、施設を早く出たかった僕は高校受験して受かったのですが、当然勉強にはついていけない、そして興味のない高校生活というのもあり、一年で中退しました。
このような状態で育ったせいか、世間と大きくずれてしまう場合が多々あります。
ふつうの家庭に産まれたかったなぁ。ふつうに育ちたかったなぁ。