スロバキアの祝日は日本大使館のサイトを確認するのが最も確実


スロバキアの祝日リストは在スロバキア日本国大使館が毎年作ってくれています!
スロバキアが祝日の日は大使館も休みになるため、ここに掲載されている祝日がミスであることは滅多に起こり得ません。
「大使館案内」ページで毎年必ず更新してくれるので確認してください。

在スロバキア日本国大使館 大使館案内


スロバキアの祝日 注意点


小売店がすべて閉店します。スーパーマーケットすらやっていません。
飲食店も開店するか怪しいため、事前に食材を買い込んでおかないと餓えます。
特にクリスマスの前は多くの人が食料を買い込むので、休み直前に買いに行くとスーパーに何も食材が残っていないことも…
早めに食料を買い込んで備えましょう。
留学してきた学生たちがこれを知らずにひどい目に遭ったという話、とてもよく聞きます。

それでも食べ物を買い忘れてしまった場合は、ガソリンスタンドへ行きましょう!年中無休で営業していて、食べ物も売っています。食材ではなくお菓子やパンがほとんどです。
割高ですがこれでしのぎましょう。


スロバキアの祝日 解説


1月6日 公現の日


公現祭ともいいます。キリスト教の祝日です。


聖金曜日・イースター・復活祭の月曜日


イースターは「十字架にかけられて死んだキリストの復活を祝う祭」のことで、キリスト教においてはクリスマスと同じレベルの特大イベント。
基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる祝日です。
スロバキアではイースター直前の金曜日と、直後の月曜日も祝日になります。これが聖金曜日と、復活祭の月曜日です。



7月5日 キリルとメトディウスの日


863年に、キリルとメトディウスがキリスト教とキリル文字をもたらしたことを記念する日です。
ロシア語やウクライナ語に使われるキリル文字(кириллица ←こんなやつ)はこの人たちが発明したものです。


8月29日 スロバキア民族蜂起の日


1944年8月29日は、スロバキアの軍や民衆が第二次世界大戦下のナチス・ドイツの支配に対して武装蜂起した日です。
この民族蜂起はSMP(Slovenské národné povstanie)と呼ばれ、ブラチスラバの街の至る所にSMPの名前がついた広場があります。
1年で最も重要な祝日で、この日は各国大使などの偉い方々を蜂起軍司令部が置かれたバンスカー・ビストリツァに呼び、平和を願う式典が行われます。


9月1日 スロバキア共和国憲法記念日


国民の祝日のひとつです。


9月15日 聖母マリア七つの悲しみの日


キリスト教の祝日。聖母マリアの悲しみを黙想する典礼の日です。


11月1日 万聖節


キリスト教の祝日。日本でいう「お盆休み」の立ち位置だそうです。


11月17日 自由闘争と民主主義の日


1989年11月17日は、世界史に載る出来事「ビロード革命」がチェコスロバキアで勃発した日です。
チェコスロバキアは共産党による共産主義国家でしたが、これに抗議し民主化を求めるデモが行われました。
この大規模なデモは11月17日から約1ヶ月にわたって続き、ついに共産党主義体制を崩壊させ、今日の民主主義を勝ち得ることになった歴史的に重要なイベントです。
イベントの特性上、隣国チェコもこの日が祝日になっています。

ちなみにこの日にGoogle検索を開くと、Googleロゴが出る部分にスロバキア国旗がはためきます。実質的な独立記念日ですね。



12月24日〜26日 クリスマス・降誕祭


降誕祭は26日に設定されていますが、キリスト教の典礼上、24日・25日も祝日になります。つまりクリスマスは常に3連休です。


おわりに


  • スロバキアの祝日は本当になんの店もやっていないので、しっかりとメモして把握し、予定を立てることをおすすめします。

  • キリスト教系の祝日ではない、スロバキア独自の祝日のときは隣国や他国に行くチャンス。他の国は平日なので、遊びに行きやすいです。特にブラチスラバ住みであればウィーンで遊ぶのもおすすめです。