今日は、某実業系のグラウンドでWヘッダーでの練習試合。所謂B戦で、ユニフォーム姿はチラホラと見えるばかりで、白の練習着や中学時のそれを思わせるのが大半でルーキーと思しき部員なのだろう。本隊は大会のスタッフ要員として顧問の理事の引率で球場へ行っているのだとか。相手チームも本隊は自チームのグラウンドで練習試合だという。

 学校グラウンドであるという制約は出てくるもので、外野にフェンスが無かったりとか、打席上方にグラウンド外へ出るのを防ぐためのネットが張り巡らされていたりだとか、それを支えるためにワイヤーが張り出されたりだとかで、特別ルールがある。

 フィールド内のワイヤーにフェアゾーンの飛球が引っかかったらノーカウントだとか、打席上方のネットに打球が当たって落ちたところがフェアでバウンドしたらアウトというルールが設けられるのだが、そんな打球が当たるとボールデッド、つまり試合が止まってしまうのでタイムをかけてアウトの宣告をするという状況が出てくるわけで、フェアゾーンに打球が落ちたのにタイムの宣告をするのは何となく変な感じだった。

 時々起こるのは、試合に出場している捕手以外の捕手の防具が疎かになっている事で、インターバルで代わりに投球練習を受けるときにファウルカップを用意していなかったり、スロートガードの無いマスクで受けようとする事もあって、細々とした事だったり経済上の事情があるにしても、安全上の配慮が必要だと放置するわけにもいかず、改善を促さざるを得なかったという事はある。

 プレイ上の規則に加えて、団体特有の特別規則があり、マナーとして遵守してもらいたいこともあり、用具の規則もあって難しいのだが、技量の差が大きく影響も大きいカテゴリーなので、喧しいなと思う人もいるかもしれないが、事情を察していただけると有難いかと。