日本学生野球協会は23日に都内で審査室会議を開き、高校8件、大学2件の処分を決定した。肩書は当時。
 広島新庄の監督を務める学校職員に対しては昨年12月14日からの1年間の謹慎。事の次第は英語の授業中に英検の「内職」をしていた二年部員に対して練習中のグラウンドで内職をするよう指示、マウンドに机椅子を置かせてやらせた様子を英語教諭に画像を送付。その際にシートノックをしていた中堅からの中継した内野の送球が頭部にあたり軽傷を負わせたもの。学校側は先月下旬に保護者会を行い、監督を指導から外してコーチ2人が指導しているという。
 よく、成績不振の部員に対してペナルティや学力強化でグラウンドで補習をさせるという事は耳にするけど、この件が論外だと思うのは練習中の硬球が飛び交うグラウンド内でやらせた事で、重大事故になったらどうするつもりだったのかを考えてもらいたかった。おまいも頭にボールを当てて痛い目に遭えと言いたいくらいのものですな。
 明石商業の部長は、校内の金庫から50万円を盗んだ窃盗で昨年5月23日から2年間の謹慎。昨年6月に懲戒免職処分となっている。
 大阪精華の監督は部内の暴言、不適切指導で10月30日から3ヶ月の謹慎。
 和歌山・星林の監督は部内暴力と不適切指導で8月28日から3ヶ月の謹慎。同校部長も不適切指導で8月28日から1ヶ月の謹慎。
 群馬・高崎東の外部コーチは部員への暴力、暴言、不適切指導で9月30日から1ヶ月の謹慎。
 愛媛・吉田の監督は部内の不適切指導で12月20日から1ヶ月の謹慎。
 この他被害者保護で校名非公表の監督はSNSの不適切利用とセクハラ行為で無期限の謹慎。

 亜細亜大の元監督は不適切行為で5月30日からの3ヶ月の謹慎。コーチが学校へ長年の不適切な待遇を監督から受けた事を申し立てた事で、学校が20年5月30日から3年間を調査したところ、部屋を片付けていない事を理由にコーチの私物を投げつけるなどの行為が発覚。監督は5月29日に退任している。
 四日市大の監督は不適切発言で11月1日から1ヶ月の謹慎。