もうあの事件から四半世紀以上の年月が経ったのかという思いだが、同じような事件は相変わらず起こっていて、その中でも栃木県の事件は犯人を捕まえ損なうという栃木県警の無能さ加減をさらけ出すような失態を犯したり、寺内樺風被告や宅間守元死刑囚の事件のように精神鑑定を逆手に取るような「心の闇」の問題は相変わらず起こっているのだ。
    読んでいると分かるが、飽くまで幼女への性欲を満たそうとした一人の人間だった様が観て取れるが、裁判では精神状態を巡って延々続いたわけで、取り調べのテープを公開しとったら進展は早かったんと違うかなんて事を考えるのだが。