天寿全うの愛犬家殺人「関根元」 死刑なのに三食DVD鑑賞付き生活
 死刑囚に対する刑の執行は前触れもなくやって来る。朝9時ごろ、刑務官が独房を訪れ、執行を告げると有無..........≪続きを読む≫

 

 

 

 

 

 トウシロっぽい文は、ライターが書いているものではなく、直々に書いているだろうが、冒頭でチャクラが開いて関根が犯人だと分かったというくだりがあったが、勿体つけたつもりならヤクザの親分というだけで十分箔がついているのだから、そこは百戦錬磨のカンで十分だろと思って興醒めしたものだが読み進めていくにつれ、恐怖でさめざめていくのだ。

 それにしても人間のやる残酷さはここまで行きつくのかという思いを同時期の「愛犬家」殺人事件と併せて思ったものだが、殺されたほうも関根を自宅を担保に入れる借金をさせて恐喝していたりと、類友とはこのことか。

 当事者としての考え方が、傍観者と違う見方をしているのが面白く、拝み屋まで動員してりするのには不謹慎ながら笑ってしまったが、世の中には鬼平が斬って捨てるべき没義道な亡八がいたもんだと、唸らされるばかり。 

 それにしても、髙田氏の考えでは関根死刑囚は殺人は4人どころじゃないと語っていたが、死ぬ前に今までどんだけ殺ったんだと聞いてみたかったし、自分が首に縄されたらどうなるのかを見てみたかったですな。狼狽えていたら思い切り嘲笑うのだが。