日本学生野球協会は去る6月21日に審査室会議を開き、高校4件の不祥事に対しての処分を決定した。
   金沢学院は、2年部員9人が日頃の練習をサボる等の態度をめぐって、1人の部員に対して4月下旬に寮内で暴行、打撲を負わせたもの。寮内の他の2年部員から責任教師へ連絡があり発覚。学校側は加害部員を退寮、無期等の停学処分として練習を自粛。5月16日から7月13日までの対外試合禁止処分となり、今夏の石川大会への2年部員の選手登録を差し止める。
   京都・龍谷大平安は5月、3年と2年の部員が2年部員へのいじめ行為を行っていたにも関わらず、把握した顧問は加害生徒を府大会に参加させていた、隠蔽と不適切対応に因る5月26日からの6ヶ月の謹慎処分となった。チームは厳重注意処分となっている。
   他は次の通り。肩書きは当時、起算日、案件の順。
   【謹慎6ヶ月】久留米(福岡)監督、5月23日、2年部員に因る部内いじめ行為の報告遅れ。今夏大会は2年部員の参加差し止め
    【同1ヶ月】山辺(奈良)監督、5月27日、担任の生徒を球技大会の際に6回の平手打ちした体罰に因る部外暴力。教委からは戒告処分となっている