ローフリクション矯正 | 世界を駆ける歯医者

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倉敷市・岡山市・早島町で7つの歯科を運営する医療法人東風会の理事長、守屋啓吾のブログ

265_19月23,24日の連休は東京であった田村先生の「ローフリクション矯正」のセミナーを受講してきた。引継ぎの患者さんもあったりしてデーモンシステムには興味があったが、いくらブラケットの半分がセラミックでもどうもビジュアル的に・・ということで導入する気はあまり起きなかった。

田村先生のシステムはすでにサンキンから発売されているクリアスナップというものでセルフライゲーションの構造をブラケット本体から切り離してアタッチメントにしたもの。

・・でも今回の主催はなんとトミー。どういうこと??と思っていたら田村先生はサンキンとは切れてトミーと新しいシステムを開発中らしい。しかしまだ発売されていないということで紹介するのはほとんどが他社商品という異色のセミナー。

オートセトリングとかバーティカルロストモーションなど聞きなれない単語が・・ただ単にフリクションが少ないので早く歯が動くというだけでなく、普通の矯正とは異なった現象が起きるようだ。

そのため、使うワイヤーの種類も多く考えることも多いので決して矯正家が楽になるというわけではないようだ。ただメリットも多いので取り入れてみたい気持ちも強い。僕は主にバイオプログレッシブなのだが、システムも使用器材も大幅に変えないといけないみたい。

今、特に不自由を感じていないだけに・・悩ましい。
トミーから新しいブラケットが出てからにするかな~