マイ箸人
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のはるです。
”マイ箸”をご存じでしょうか。
私は先日本物の”マイ箸人”と遭遇する機会がありました。
環境問題を考える会の懇親会。
「カンパ~ィ」とグラスを合わせ、ぼちぼち鍋も食べごろか・・・・、と気も緩むその瞬間、
懐から「シャキ~ン」と”マイ箸”を取り出す人々。
その”マイ箸”は、真ん中の部分で分解されていて、ネジ式に組み合わせる仕組みになっている。
そしてその分解された4本の美しい塗りの箸は、ある人は落ち着いた濃い色の風情のある和風の巾着に、ある人は上品な小ぶりの風呂敷に、それぞれこだわりのある包みに収められている。
こだわりがかっこいい。
しかし、なぜだ。なぜそこまで隙がない。今日は楽しい懇親会ではないか。
目の前に現れた本物の”マイ箸人”と、さらにその初対面となった場が懇親会という一程度気の緩む場面だったというダブルの衝撃で、私はしばらく割り箸に手をつけることができなかった。
そもそも、マイ箸を準備するためには、
1.今日は外食→箸を使う→準備しなきゃ→懐に忍ばせる
という発想が、この場に来る前、または朝仕事に出かける前に頭に浮かんでいなければならない。
あるいは、
2.すでに習慣として、箸を持ち歩いている
のどちらかだ。
私はというと、朝からそんな思考に辿り着くはずもなく、ただただ今日の集合時間に間に合うようこの場に参加
させていただくことしか頭になかった。
”マイ箸人”に共通して言えることは、
食べ物を大事にしている、
体にやさしい食生活を送っている、
ひいては、食生活にとどまらず、丁寧な生活を送っている
ということではないか。
たとえ外食でも、自分のお箸でいただくと、おいしさが違う。
それに、自然に和食を選ぶようになる。
また、使ったからには洗わないといけないわけで、その行為によって自分が食べた物についてしっかりと認識を持つようになる。
道具にこだわり、手入れするというのも、その人となりを形成する要素となりうる。
マイ箸から新しい生き方が始まる。
次の日からバッグにマイ箸を忍ばせている私の率直な感想である。
そんな、生き方にこだわりのある人々でつくるエコイベント「グリーンデイ
」。
*****グリーンデイ2008******
開催日:2008.04.19 10:00~16:00
場所 :高梁市役所周辺及びまちなか通り
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グリーンデイとは、高梁川流域の森と水と暮らしを考えるイベント。
環境問題、地産地消などを考える仲間たちが集まり、
岡山県3大河川のひとつ、高梁川の流れる倉敷を会場に始まりました。
昨年、一昨年は総社で行われ、今年はその上流にあたる高梁での開催となります。