[答2103] 半円と弦の長さ


 ABを直径とする半円があって、Aに近い方から 直径上にC,Dが、弧上にP,Qがあります。
2103-半円と弦0
 ∠PCQ=∠PDQ=90゚ ,AC=12 ,CD=7 ,DB=9 のとき、PQ=?


[解答1]

 AB=12+7+9=28 だから xy平面上で A(-14,0),B(14,0),C(-2,0),D(5,0) とし、

 半円の方程式を x2+y2=142 (y≧0) とします。

 ∠PCQ=∠PDQ=90゚ より、C,DはPQを直径とする円周上にあります。

 CDの垂直二等分線は x=3/2 だから、この円の中心を M(3/2,m),半径を r とすれば、

 r2=MC2=49/4+m2 ですので、この円は (x-3/2)2+(y-m)2=r2 、

 x2+y2-3x-2my+9/4+m2=49/4+m2 、x2+y2-3x-2my=10 、

 x2+y2=142 と連立し、142-3x-2my=10 、2my=186-3x 、これが 直線PQの方程式であり、

 MはPQ上にあるので、2m2=186-3・3/2=363/2 、m2=363/4 、

 r2=49/4+m2=49/4+363/4=103 、r=√103 、PQ=2r=2√103 です。


[解答2]

 ∠PCQ=∠PDQ=90゚ より、C,DはPQを直径とする円周上にあります。
2103-半円と弦
 ABの中点をO ,PQの中点をM ,直線OMと円Mとの交点をE,F ,

 

 直線OMと円Oとの交点をG,H とし、MP=MQ=x ,OM=m とします。

 AB=12+7+9=28 だから OA=OB=28/2=14 、OC=14-12=2 ,OD=14-9=5 です。

 方べきの定理より、OE・OF=OC・OD 、(x+m)(x-m)=2・5 、x2-m2=10 、

 方べきの定理より、MP・MQ=MH・MG 、x・x=(14-m)(14+m) 、x2=196-m2 、

 x2-m2=10 ,x2=196-m2 を辺々加えて、2x2-m2=206-m2 、x2=103 、x=√103 、

 PQ=2x=2√103 です。

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