私、入院したことって、
人生で一度しかなくて。
それが、外反母趾の手術。
もうね。
歩けんかってん。
小学6年生の頃、
気がついた。
足の親指が両方とも、内側に曲がっていることに。
先の尖った靴が大好きで、
お出かけ用の靴は、エナメルの先の尖った靴。
ただ、気になる親指の曲がり具合。
テーピングを買ってきて、自分で巻いて、矯正してました。
高校生の頃は、アムラー、シノラーの時代。
厚底のハイヒールのブーツがめちゃくちゃ流行ってて、
そりゃ、私も、そういう靴を履きまくってました。
大人になって、
ピンヒールを履くようになり、
そりゃもう、いろんなヒールの靴を履きまくりました。
30歳を超えて、
気づいたんです。
足の薬指の小指側の側面っていうのかしら。
両足に、タコができてましてね?
同時に、ヒールを履いている時に、一番体重がかかるところ、
足の裏の、中指の下あたり…
爪先立ちするときに、全員が体重かけるところね。
そこにも、でっかいタコっていうかウオノメっていうか、
そういう類のものができてましてね?
普通の靴を履いていても、
小指がその薬指のタコに当たって、歩けなくなったんです。痛すぎて。
そりゃ、病院に行きますよね。
そしたらね?
外反母趾と内反小趾。との診断。
しかも両足。
基準は、レントゲンを撮って、
親指の角度、小指の角度が、それぞれ、
通常のまっすぐな状態より、何度曲がっているか。
30°以上曲がっていると、その診断が下されるんだそうです。
まぁ、綺麗に、曲がっていましたよ。
治療方法は、足の骨を無理やり折って、矯正する。
それが一番早いよ。と。
本当にそれがいいのかは、わからなかったけど、
すぐになんとかしたかったんです。
全部やる?と聞かれましたが、
そんなに長いこと仕事を休むことはできなかったので、
とりあえず、一番痛い、右足の小指だけ、矯正することにしました。
人生初の手術。
人生初の入院。
約2週間でした。
当時、ただのヘビースモーカーだった私。
入院中は、なぜか、吸わずに過ごせました。
ただ、退院した直後に、その足で、コンビニに入って、タバコとライターを買いました。
あと、2週間の入院で、克服したものがありました。
きのこ、食べられるようになったんです。
これは、革命でした。
アレルギーで、食べられるものに制限がある私。
きのこが食べられることで、食の幅が広がった瞬間でした。
にしても、どうして、タバコはやめられなかったんだろうなぁ。
大体1ヶ月半くらい、杖をついて生活しました。
その間に、滅多に降らない雪が降って、
そんな寒い間、靴下履けなくて、靴も履けなくて、
なのに、浜松から、鹿児島に、乗り継ぎ3回経由して、新幹線で帰るっていう、
訳のわからないことをやりました。
面白かったよ。
小指の下に、縫った跡。
小指を囲うように入っている、矯正用の3本の鉄の棒。
治るにつれて、痒くなる傷口。
その手術をしてから、
幅の広い靴しか履かなくなったので、
それ以来、外反母趾が悪くなることは無くなりました。
さらにいうと、足にあった2箇所ずつのタコが、ポロリと取れました。
ほんとに、ポロって。
気持ちよかった。あれはマジで。
皆さんもお気をつけくださいね。
予防、改善、大事よ。
次、入院することがあるとしたら、なんだろうねぇ。
できれば、そんな機会には、出会わないことを祈りたいけれど。
健康第一。