清水太田市長が太田ライオンズクラブでの来賓挨拶で秋田の県議に招かれ、国際教養大学に行ったという話をされた。

国際教養大学は「英語を学ぶ大学」ではなく「英語で学ぶ大学」だ。在学中はすべての授業が英語で行われるため、入学後はまず英語集中プログラムで英語運用能力を徹底的に磨く。入学直後のセメスターでは、EAPを週に20時間程度受講するため、「英語漬けの毎日」といっても過言ではない。就職先も上場企業をはじめ引く手は数多だ。

偏差値も高い。秋田県内では秋田大学医学部に次ぐ2番目だ。中嶋嶺雄学長は元外語大の学長だった方だ。群馬国際アカデミー(GKA)のイマージョン教育は全国的に有名で学長にとっては気になるところだ。GKAも今後、高校・大学など課題と夢がある。

一方、楽天の三木谷浩史社長は社内の公用語を2012年中に英語に完全に切り替えると言った。世界企業に脱皮するには英語が必要と判断したらしい。

役員会議などの資料を英語にし、役員会議や幹部会議などでの会話も、英語で行っている。世界で事業を成功させるには、スタッフレベルの英語のコミュニケーションが重要になってくる。海外の優秀な人材を得るためにも必要という。

楽天以外の国内企業では、日産自動車が社内の経営会議などを英語で行っているほか、カジュアル衣料のユニクロを展開するファーストリテイリングがやはり2012年3月から英語を社内公用語化する方針だ。

英語は週に1回60分でなく、毎日10分6日続ける方が良いと思う。「習うより慣れろ」である。小中学校の英語教育が心配だ。