群馬県内12市の高齢化率(65歳以上の人口比率)は最も高いのが27.7%の桐生市で、2番目が安中市(26.6%)、次いで沼田市、渋川市、富岡市、藤岡市、前橋市、高崎市と続く。一方最も低いのは19.6%の太田市で、2番目は伊勢崎市(19、8%)。以下みどり市(21.7%)、館林市(22.1%)の順。(2010年4月現在)

また、我が国の高齢化率は20%で2030年には約30%に、2040年には約40%と予想されている。15年後、団塊の世代が75歳以上になり「後期高齢者」が倍増される予定で、大きな社会変化が起こる事が予想されている。さらに14歳以下の子どもは2030年には2/3に減ってしまうと予想されている。

「超高齢化社会」の兆候が現れ、課題も見えて来つつある。「老々介護」や認知症患者の介護者が認知症になる「認認介護」の問題もクローズアップされて来ている。更に「シャッター商店街」や「買物弱者問題」も現実の問題として捉えて行かねばならないと思う。今こそ、将来のグランドデザインが問われている。