文科省は12月13日、現在行われている外国語活動を5年後の平成30年度から教科として実施することなど英語教育改革実施計画を公表しました。中学校でも高校と同様に大川陽一流に言うと「英語を学ぶ」ではなく「英語で授業を学ぶ」を基本とするようです。

4年前、4人で研修視察した秋田国際教養大学が「英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ大学」であると言ってましたが、当時のカルチャーショックが思い出されます。入学時(1年生)から2年生までは全寮制で外国からの留学生と2人部屋の学生生活。

そして、3年生になると海外の提携大学120~130校のいずれかに留学することになります。公立秋田国際教養大学は元外語大学長だった今年亡くなられた中嶋嶺雄先生が初代学長を務められました。

当大学は秋田空港に近いが、周辺にはレストランが1軒(4年前)でした。でも、学内には広い学食があり、図書館は24時間365日開館していて、その場で勉強できる学生にとっては素晴らしい整備内容です。とにかく驚きましたね。素晴らしい自然にキャンパスが溶け込んでいる感じでした。


一方、太田市にある群馬国際アカデミー(GKA)は小中高一貫教育で、しかも国語と社会以外はすべて英語を使っての授業です。これをイマージョン教育と言います。2003年4月21日に構造改革特区1号として認定書を授与されています。そして、2005年4月6日初等部が開校しました。


最近、国連やIMFなど国際機関で働く日本人が極端に減少しています。文科省のご心配も理解できますが、教育は長い目で見ないといけませんよね。文科省の目指す英語教育はどこにあるのか?具体的に示して行って欲しいと思います。


写真は上から秋田国際教養大学の図書館、学食、学生寮の部屋、群馬国際アカデミーのパンンレットから

秋田国際教養大学の図書館
空きたくくさい教養大学の学食
秋田国際教養大学の学生寮の部屋
群馬国際アカデミーのパンフレットより