ご報告が遅くなり失礼しました。
服部かすみ先生の追善演奏会、お陰様で終演いたしました。ありがとうございました。
国立劇場楽屋入り口にある神棚に『おはようございます』のご挨拶をしてからはじまった一日⛩
ご来場くださった皆様をはじめ、
会主でもあり会をまとめご指導くださった小池先生。
宮城会ご宗家牧瀬祐理子先生、賛助出演くださった先生方、お琴屋さん、調弦係の先生方、受付の皆さま、スタッフさんでお手伝いをしてくださった皆様、門下の皆様、お弟子さん達、また応援してくださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。
舞台の上で演奏している時は良い緊張感と共に、穏やかな気持ちで、とっても不思議な感覚ですが、なんだか見守って頂けているような安心感を感じました。
『風になりたい』では、幕が上がる前に胸がいっぱいになり、うるっと涙が…。そんな幕開けでした。
『暁の海』十七絃の波の音からはじまり、胡弓、そして箏群の演奏。海原に揺れる船をイメージしました。
8月の国立劇場大劇場での関東支部の演奏会の曲ですのでまた更に良いものになるように努めたいと思います。
『吼噦』お三絃と箏の二重奏。
何度も何度も皆さんと練習した曲です。
広い舞台での音の伝わり方など心配でしたが、本番の集中力と皆さんとの心の一体感が出た気がいたしました。
三曲続き、休憩を挟んで
小池先生の『荒城の月』と『春の夜』
ご宗家のお箏と小池先生の大胡弓の『荒城の月』
矢崎明子先生、藤原道山先生、小池先生との『春の夜』
どちらも大変素晴らしく情景が浮かぶようでした。
先生方の爪音、胡弓の音色、尺八の音色、その見事な調和が心に響きました。
そして、終曲の『菊の栄』では、
ご宗家、そして、尺八、笙、打物の先生方もご出演くださっての大合奏でした。
先生方の独奏部分も、同じ舞台の上に居ながら、お二人の演奏に心が満たされておりました。
今でも、カッカッカッと打物の音と歌声と箏の音色と三味線の音色が響いてきます。
邦楽って良いな。日本の音楽って良いな。
邦楽器、和楽器って良いな。
着物って良いな。伝統って良いな。
日本って良いな。
お箏をずっと続けてきて良かった。
お箏が好き。十七絃が好き。三味線が好き。胡弓が好き。
そんな事が思えた一日でした。
ありがとうございました。
最後に…
花束贈呈のお役を頂いた子供達が、先生方に花を渡す姿を見ながら、私も子供の時、こんなお役を頂いていたなぁとその時の師匠の気持ちを感じる事ができたのでしたm(_ _)m