百貨●じさん「おい、ピ●・ゴ●。何をしておるんだ?」
ピ●「あ、百貨●じさん!ゴ●の腕時計“オ●ガ・ス●ードマスター”が、止まっちゃった~」
ゴ●「止まっちゃった!止まっちゃった!」
百貨●じさん「そうか~……それなら、新品のロレッ●スを買えばいいじゃろ」
ピ●・ゴ●「ろれっ●す~?」
百貨●じさん「詳しい価格は、わしの6階に、展示してア~ル」
ピ●・ゴ●「じーーっ……子供だから、買えませーん!」
百貨●じさん「ホッホッホッホ、そうじゃったか。それなら、ス●を呼ぼう。おーい、ス●!」
(♪テッテケテケテケ、テッテケテケテケ……♪)
ス●「お呼びですか~?」
百貨●じさん「スーよ、ゴ●の腕時計を、見てくれんかね?」
ス●「おやすい御用です~」
(ガチャガチャ、ガチャガチャ……)
ス●「これは、壊れている訳ではありませんね~。自動巻なのに暫く動かしていないから、止まっているんです~」
ピ●・ゴ●「じどうまき~?」
百貨●じさん「自動巻については、テレビのジョ●に解説してもらおう……おーい、テレビのジョ●!」
テレビのジョ●「ウォン、ウォン!ウォン、ウォン!」
(♪トットコト~ト、トコトコト~ト……♪)
テレビのジョ●「お呼~びで~すか~?」
百貨●じさん「テレビのジョ●、自動巻腕時計について、解説してくれないか」
テレビのジョ●「ウォン、ウォン!」
(♪ホワホワホワ……♪)
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ナレーター『自動巻腕時計は、装着者が腕を動かすなどをして中のゼンマイを巻き上げ、動力を蓄えます。長期間、放置してみましょう……(早送り)……止まってしまいました。このように自動巻腕時計は、常に装着する事で、動きを保つ事が出来るのです』
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百貨●じさん「なお最近ではコレクター向けに、腕に装着せずに巻き上げる“ワインディングマシーン”という装置もア~ル。何れにせよ自動巻の殆どが高級腕時計だから、自動巻は装着者のステータスでもア~ル」
ゴ●「ステータス!ステータス!」
百貨●じさん「わかったかな~?」
ピ●・ゴ●「わかりました~!」
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♪ピ●ッ、ゴ●ッ、ス●ッチ♪
これまでの小説2作をお読み頂き、心より感謝致します。
次回の小説は、かなり設定が複雑になりそうなので、それまでは小説を中断。
その代わり、暫くの間は随筆(エッセイ)【つれづれ、めんどくさー】を執筆し、自身の妄想力を発揮させて頂きます。
以上、今後とも宜しくお願い致します!
次回の小説は、かなり設定が複雑になりそうなので、それまでは小説を中断。
その代わり、暫くの間は随筆(エッセイ)【つれづれ、めんどくさー】を執筆し、自身の妄想力を発揮させて頂きます。
以上、今後とも宜しくお願い致します!
2年後の7月、美佐は若林漢方で、龍三から漢方を学んでいた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
あの夕方、美佐は意識を取り戻した。龍三からの水色のワンピースを着て、身体が元に戻っているのを確信した。龍三とイネに姿を見せると、3人で嬉し涙を流し、「おめでとう……」「ありがとう……」と言いながら抱き合った。
ふと庭を見ると、アリとホウオウコガネを乗せたハト数羽がいた。美佐は「ジンさん・マメキチさんとハトの皆さん・ホウオウコガネ家の皆さん、本当にありがとう!」と話してみたが返事は聞こえず、何かを察するかのように、オレンジ色の空へ舞い上がった。
晩は3人で、イネからの日本酒を呑みながら夕食を共にした。3ヶ月での出来事を色々と話し、酒の勢いもあって大いに盛り上がった。
食べ終えると、イネが台所から、ホールのショートケーキを持って来た。上のチョコレートには“みさちゃん、おたんじょうびおめでとう”と書かれていたので、美佐が「えっ……わたし、誕生日じゃないですよ」と言うと、イネが「美佐ちゃん……第二の人生に、おめでとう」と返し、美佐は顔を真っ赤にして涙をこぼした。
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1週間の静養を経て、美佐は本郷製薬で記者会見を行なった……どうやら美佐の知らない内に、“製薬会社女性社員失踪事件”として、毎日のようにワイドショーで取り上げられていたそうだ。
記者会見で美佐は、意識を失っていた間にある方々のお世話になっていた事への感謝・自身が開発した“ボランブル”を靖信に奪われた上に殺されかけた事への憎しみと民事訴訟……などを語った。するとその後、地元警察も動き始め、靖信は殺人未遂の容疑で逮捕された。
民事訴訟では、靖信から美佐への損害賠償が認められた。また刑事訴訟で、靖信は実刑判決を受けて現在も服役中である。更に美佐の記者会見で浮気もばれ、妻とも離婚したそうだ。
記者会見の直後、美佐はマスコミ各社から注目を浴びた。美佐も最初は答えられる事だけ素直に応じていたが、あまりにも騒ぎになったために本業に集中出来なくなり、2週間ほど経ってから各社に『大変恐縮ではございますが、来月からの取材は全てお断りさせて頂きます』というFAXを送る事で収束……美佐はようやく“時の人”となった。
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賠償金を手に入れた美佐は、若林漢方に転職し、全額で“あの林”の山を購入した……それは、龍三とイネへの恩返しと、ゲンジロウとの約束を守るため。若林漢方が閉店時間になると、美佐は毎日“あの林”に向かい、草木の手入れを行なっている。生き物の数は増えているが、あの頃のように声は聞こえない。
そんなある日、美佐は木の上から、何かを感じた。ふと見上げると、1匹のホウオウコガネがいる。よく耳をよく澄ませると、蝉の鳴き声の隙間から声が聞こえた。
『美佐ちゃん。閻魔様のおかげで、戻って来れたわい。いつもありがとう。ほっほっほっほ……』
美佐は微笑みながら、「お帰りなさい」と答えた。
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あの夕方、美佐は意識を取り戻した。龍三からの水色のワンピースを着て、身体が元に戻っているのを確信した。龍三とイネに姿を見せると、3人で嬉し涙を流し、「おめでとう……」「ありがとう……」と言いながら抱き合った。
ふと庭を見ると、アリとホウオウコガネを乗せたハト数羽がいた。美佐は「ジンさん・マメキチさんとハトの皆さん・ホウオウコガネ家の皆さん、本当にありがとう!」と話してみたが返事は聞こえず、何かを察するかのように、オレンジ色の空へ舞い上がった。
晩は3人で、イネからの日本酒を呑みながら夕食を共にした。3ヶ月での出来事を色々と話し、酒の勢いもあって大いに盛り上がった。
食べ終えると、イネが台所から、ホールのショートケーキを持って来た。上のチョコレートには“みさちゃん、おたんじょうびおめでとう”と書かれていたので、美佐が「えっ……わたし、誕生日じゃないですよ」と言うと、イネが「美佐ちゃん……第二の人生に、おめでとう」と返し、美佐は顔を真っ赤にして涙をこぼした。
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1週間の静養を経て、美佐は本郷製薬で記者会見を行なった……どうやら美佐の知らない内に、“製薬会社女性社員失踪事件”として、毎日のようにワイドショーで取り上げられていたそうだ。
記者会見で美佐は、意識を失っていた間にある方々のお世話になっていた事への感謝・自身が開発した“ボランブル”を靖信に奪われた上に殺されかけた事への憎しみと民事訴訟……などを語った。するとその後、地元警察も動き始め、靖信は殺人未遂の容疑で逮捕された。
民事訴訟では、靖信から美佐への損害賠償が認められた。また刑事訴訟で、靖信は実刑判決を受けて現在も服役中である。更に美佐の記者会見で浮気もばれ、妻とも離婚したそうだ。
記者会見の直後、美佐はマスコミ各社から注目を浴びた。美佐も最初は答えられる事だけ素直に応じていたが、あまりにも騒ぎになったために本業に集中出来なくなり、2週間ほど経ってから各社に『大変恐縮ではございますが、来月からの取材は全てお断りさせて頂きます』というFAXを送る事で収束……美佐はようやく“時の人”となった。
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賠償金を手に入れた美佐は、若林漢方に転職し、全額で“あの林”の山を購入した……それは、龍三とイネへの恩返しと、ゲンジロウとの約束を守るため。若林漢方が閉店時間になると、美佐は毎日“あの林”に向かい、草木の手入れを行なっている。生き物の数は増えているが、あの頃のように声は聞こえない。
そんなある日、美佐は木の上から、何かを感じた。ふと見上げると、1匹のホウオウコガネがいる。よく耳をよく澄ませると、蝉の鳴き声の隙間から声が聞こえた。
『美佐ちゃん。閻魔様のおかげで、戻って来れたわい。いつもありがとう。ほっほっほっほ……』
美佐は微笑みながら、「お帰りなさい」と答えた。