ていねいという言葉自体に憧れてました。
その頃よくみた雑誌の中の生活には、
手作りおやつを食べさせて、
家庭菜園でハーブを育て、
初夏には梅仕事をし、
子ども服や、生活品を手縫いしたり、
隅々まで掃除を行き渡らせ、
しっかりと家計簿をつける。
そんな毎日がありました。
こんな風に生活したいなぁ〜の思いとは裏腹に、
子ども達との1日は目まぐるしく、体力も気力もすべてを使い果たして、バタンキューと終了。
ただ時間に流されてるだけの毎日。
ていねいな暮らしへの憧れは、
あっという間の1日の時間の中で、
出来てない…やれてない…雑だな…という思いが重なってのことだったのかもしれません。
雑誌のいくつかを真似してみるものの、
結局出来ない自分があからさまになり、辛くなりいつしか購読をやめました。
そうして ていねいな暮らしは、ただの憧れのものとなりました。
今になってようやく気づいたこと
それは、
そもそも ていねいな暮らしってどんな暮らしだろう…?という疑問。
雑誌のそれも もちろんていねいな暮らし。
でも、私の憧れるのは ホントはそれじゃなかったんじゃないか?
そんな生活もしたいけど、根本はもっと違うことだったのかな?
と、考えるようになりました。
長くなりましたので、
次回につづけます
