去年、夫は一度も「そんなやつと二度と連絡取らないで。取ったら別れる」とは言ってくれなかった


「不倫してもいいけど家族がピンチのときには全力で家族に戻ってきて」


「自分を救って」


と言った


私は、夫は考えが特殊な人なんだな、と、思い不倫自体には反省していなかった


家族に迷惑をかけたことを反省した


解釈が悪い方に拡大した

家事を完璧にして家族を愛して、迷惑のかからない時間で自分の苦しさを外で発散させようと思った


しかし夫は許さなかった

当たり前。特殊な考えでもなんでもなくて、ただ、不倫なんてしないでほしかったんだ



結婚の挨拶のとき夫が言ったのは

「○○(私)の幸せをサポートしたい」だった

私の家族は頭にハテナがいっぱい浮かんでいたし、私も、「私を幸せにしたい」って言ってくれればいいのに、なんでそんな他人事みたいに言うんだろう?と思った


でもよく考える人だから、何か深い意味があるんだろうから詳しくは聞かないでおいた


仕事を辞めて稼ぎがない2年間、私がどんなに不安だったか知らないだろう

言わなかった私が悪い

愛していたから、夫に稼げと言う前に自分が稼げば解決するって考えた

そこから収入に拘るようになった

稼げる能力もないのに拘ったからできなくて

最終的には間違った方向に進んだ

どんな理由があってもそんなことするべきではなかったことは、わかってる

それでも私は家族での楽しい未来を思い描いていたんだ

間違ったことをしたけど、その気持ちに嘘はなかった


結局は私のことは愛していなかったんだと今は思う


夫を愛している私を愛そうとしてくれていただけだった


それでもよかった


自分が愛していればいいって思ってた


でも一生許さないと言われて顔も見たくないと言われている今はさすがにそうも思えない


私はこれから年取って、取り柄もなくて


どうやって一人で生きていくんだろう?


頼れる家族もいない


自分の思い描いていた未来ってこんなんだったっけ?


今できることをしないと


一人で生きていくための人生の基盤づくり


夫のことを、必要ないと心から思えるような自分になりたい