精神科医・斉藤茂太さんが手帳に書き残した言葉を、
絵本仕立てにした本です。
本屋で見かけて、「絵」に一目惚れして買いました。
まるで映画の絵コンテのようなラフなタッチの水彩画。
絵にはしにくい題材なのに、
次々とテンポ良く読ませる、絵の流れ。
良質の短編アニメーションを見ているかのようです。
絶妙のカメラングル、構図、
寄り、引き、俯瞰、自由自在で、
2次元の紙媒体なのに、立体的に感じます。
「絵」と「言葉」の、絶妙なコラボレーションを見せてくれる、
珠玉の一冊です。
ああ、こんな絵が描きたい。