親父が、春の上生菓子「若草」を作っています。
草原に菜の花が咲いているイメージなんでしょうか、
忙しく動き回っている仕事中に、
こういうきれな和菓子を見ていると、つかの間の癒しになります。
三豊市役所が近くにあるので、
年度末の人事異動のため、市役所の職員の方が、
昨日今日と、たくさんご来店してくれています。
部署を異動する方が、今までお世話になった部署や、
新しく配属になった部署に、菓子箱を持ってあいさつまわりをしているようです。
お菓子って、人と人の関係の潤滑油の役割を果たしている事を実感します。
また、人事異動といえば、
三豊市の副市長も任期をあと一年残して今日で職を辞しました。
合併後の三豊市の財政建て直しのために剛腕を振るって、
健全化の道筋を作った、有能な副市長です。
財政の建て直しというのは、コストカットも断行しなければいけないので、
地域に暮らす人々の生活を良くするための仕事をしているのに、
批判を受ける立場にある、いわば「嫌われ役」を引き受けた尊敬すべき人です。
民間企業だと再建を果たすと、評価されるのですが、
行政の場合、仕事の成果をあまり評価されないのがお気の毒です。
次は、地元の借金まみれの学校法人を再建するために、
その手腕を買われて、理事長に就任するそうです。
問題山積みの、誰も引き受けたがらない理事長職を引き受けたのも、
私欲や名誉欲ではなく、
地域にとってかけがえのない学校なので、
その再建こそが、地域の地盤沈下を防ぎ活性化につながるからなんでしょうね。
政治家や官僚の腐敗のニュースばかりを連日聞かされていますが、
ウチの地元には、地域の発展のために尽くしている人がいるので、
本当に心強く思います。