またホリエモンの本を読んでしまいました。

忙しいホリエモンですが、この本もゴーストライターを使わずに、ホリエモン自身が書いた本だと思います。

これまで彼の本を5冊ほど読んできましたが、オレは別にホリエモンのファンというわけではありません。

彼の言動はとても面白いので、つい買って読んでしまいます。
しかもシンプルで直球勝負な書き方をしているので、読みやすい!
内容はこれまで出た本と重複する部分もたくさんありますが、
今までで一番過激な事が書かれていると思います。

たぶん、一連の騒動の最中に書かれていたので、テンションが高くなっていたのでしょう。

彼のあまりにも人情味のない冷徹な意見には賛成できませんが、
この本に書かれていることは、たぶん今の時点での彼の本音だと思います。

稼ぐ事に、ここまで正直でストイックなスタンスを持った経営者というのは他にいないでしょう。

だから読んでいて、とても面白いのです。

この本は、一応ビジネス書のジャンルに入る本かもしれませんが、
エンターテイメントとして読んだ方が楽しめると思います。

「こんなに偏った考え方をしているヤツがいるんだ」って事を面白がればいいんじゃないでしょうか?

出る杭は打たれるといいますが、彼は打たれることを承知で、体を張って戦っています。

人間的には好きになれませんが、今の日本を揺さぶるためには必要な時に現れた人物だと思います。

もっと、日本の旧態依然の体質を掻き乱してグチャグチャにしてほしいものです。
一度、ぶっ壊して更地にしてからの方が、きれいな仕組みができると思うからです。

でも、その役目が終えた後には、ホリエモンには華々しい転落をしていただきたいものです。

人生の一時期だけ脚光を浴びて、一気に暗闇に沈む姿こそ、みんながホリエモンに望んでいる姿じゃないでしょうか?