岡下昌平です。
昨日、自民党大阪府議団で太陽光発電
システムの現状把握に重点を置いた視察に
行ってきました。
原子力発電を見直すためには代替エネルギーが
必要です。現在の発電システムは火力と
原子力が半々。原子力を停止し火力に頼れば
CO2排出を増加させてしまう結果となります。
そして電力の安定供給は不可能となります。
しかし福島原発のような大惨事を起こしてはならない
との思いが我が会派には強くその為には代替
エネルギーをどうしていくのかという議論は
避けて通れません。
現政権のように子供手当ては差し上げますが
財源は後回しというようなことでは議論に
ならないのです。
代替エネルギーとして最も有効な手段は太陽光です。
そこで今回の視察にはシャープ及び関西電力に
ご協力を頂き、まずはシャープで太陽光発電の
メカニズムを見学しその後関西電力との共同事業である
太陽光発電システムを実際に見てきました。
シャープ製の太陽光発電パネルの発電効率は
世界でもトップクラスです。
そのパネルを約7万枚使用し出来上がったのが
築港にある日本最大の堺太陽光発電所です。
一日の発電量は一般家庭3000世帯分、
堺市の電力使用量の約1%なんです。
品質改良により発電効率は上がってきている
のですが、広大な土地が無いというのが
最大の問題です。もっと広い面積の土地が
あれば更に発電量が増すのですが・・・
海外では広大な砂漠にパネルを敷き詰め
発電しているのですが日本にはそのような
広大な土地がありません。
視察を終えると素晴らしい技術に感心するのと
同時に大きな問題に突き当たりました。
家屋の屋根にソーラーパネルをという意見も
ありますが発電量が圧倒的に違うのです・・・
築港は埋立地なので更に埋め立ててはという
意見もありましたが莫大な費用がかかります。
原子力から脱却するためには沢山の課題が
存在することをを改めて思い知らされた視察
でしたが今後も視察を繰り返し研鑽を積み
次世代へ安心して使用できるエネルギーを
見出していかなければならないと考えております。
アイデアをお持ちの方のご意見もお寄せ下さい。