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「遊びながら作れて、おいしく食べられるお菓子」として子どもたちに大人気の知育菓子。その知育効果が注目され、最近では教育現場に取り入れられるようにもなっています。
また本物ソックリに作れる精巧なデザインによって、子どもだけでなく大人世代や外国からも注目を浴びる存在となっているようです。
今回はそんな「知育菓子」について、その歴史や知育効果、製品の種類等を解説していきます。
知育菓子とは何?
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知育菓子(ちいくかし)という言葉を初めて聞いたという人もいるはず。でも『ねるねるねるね』等の子どもが自分で作って楽しめるお菓子…と聞けばなんとなくイメージが湧くのではないでしょうか?
知育菓子とは、何らかの制作プロセスを経てから食べたり、「色」や「数」等を楽しみながら食べられるお菓子のこと。その名の通り、「知育効果」を狙ったお菓子ということになります。
この「知育」については後で詳しく解説しますが、カンタンにまとめれば「子どもの豊かな創造力や達成感を育みたい」という考えで作られたお菓子と言えるでしょう。
「作るプロセス」を楽しめるお菓子
知育菓子はパッケージを開けてすぐに食べてしまうのではなく、以下のような「制作」や「遊び」を行うプロセスを挟むお菓子です。
- 粉と水を混ぜる
- こねる
- 形を作る
- ちぎる
- 切る
- かざる 等
子ども達は粘土遊びや砂遊びをする時のように、自分達でお菓子の形を作ったり、好みの雰囲気に飾りながら「遊びながら学ぶ」ことになります。
また酸性→アルカリ性の成分を加えることによる色の変化、電子レンジ等での加熱による形状の変化等も楽しめ、「理科の実験」を初めて体験するような新鮮な体験もできるのです。
子どもの安全性も考慮
「色が変わる」「ふわふわと形が変わる」等と聞くと、「合成着色料等がいっぱい入っていて、子どもの体に悪そう…」と感じられる方も居るかもしれませんね。
しかしほとんどの知育菓子では、着色料には安全確認済の自然な素材を使用し、合成着色料等の使用を避けているんです。
例えば前述した『ねるねるねるね』に使用される着色料は、赤キャベツやブルーベリー等にも入っている「アントシアニン色素」。
またふわふわと膨らむ膨張剤にはクエン酸や重曹等、手作りお菓子や料理にも使用する安全な成分が使われています。
更に骨を丈夫にするカルシウム等の栄養素もプラス。子どもが楽しく食べながら、安全に、健康になれることが考慮されたお菓子なのです。
▼「ねるねるねるね」の使用着色料
赤紫… 赤キャベツの葉
黄色… クチシナの果実
青… スピルリナ
情報出典クラシナホームページより
http://www.nerune.jp/about/
知育菓子の歴史
発売から40年以上の歴史あるお菓子
初めて「知育菓子」が誕生したのは、1978年(昭和51年)のこと。当時のカネボウフーズ(現在はクラシエへ移行)が「水と粉を練って遊ぶお菓子」を「知育菓子」と名付け、小さなお子さま向けの商品として売り出しました。今から40年以上も前の出来事です。
『ねるねるねるね』の大ヒット
「遊びながら食べられるお菓子」の知名度が一気に高まったのは、1986年に誕生した『ねるねるねるね』の大ヒットによるもの。
魔女がグルグルと混ぜるとお菓子の色が変わる…というCM、覚えていらっしゃる方もいるのでは?このCMの存在で『ねるねるねるね』一気に有名になり、その後5年以上にも渡って放映されることとなりました。
様々なバリエーション商品が誕生
1990年台以降には「幼児教育」の重要性が保護者の間で考えられるようになりました。この流れを受けて、更に幅広い知育菓子が誕生。「ケーキやお寿司の本物そっくりに作れるお菓子」「自分の好きな色や形に作れるグミ」といったお菓子が誕生し、年を追うごとに売上も上昇するようになったのです。
知育菓子が学校教育にも取り入れられるように
知育菓子メーカーが主導となり、現在ではショッピングモールや小学校等で「知育菓子教室(R)」が年間300回以上も行われるようになっています。
また学校によっては、『ねるねるねるね』を理科の教材(酸性・アルカリ性等の勉強)のために使用するところも。
またメーカー公式サイトはに自由研究向けのシート等も準備され、小学校の「自由研究課題」として知育菓子を使用するご家庭も増えています。
大人や海外からも注目
現在の知育菓子で作れるミニチュアのようなお菓子の可愛らしさ・デザインクオリティの高さは、子どもだけでなく大人からも注目されるようになりました。
精巧に作り上げた知育菓子の写真をInstagramやtwitter等にアップして楽しむ大人も少なくありません。
また日本独特の「知育菓子のミニチュアデザイン」は海外からも注目されており、外国人観光客がお土産としてたくさん買っていくのだそう。
海外向けのamazon等でも日本の知育菓子が取り扱われるようになり、全世界的な注目度が上がると予測されています。
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知育菓子の子どもへの効果とは?
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知育菓子に期待される効果とは、一体どんなものなんでしょうか?
「考える力」を会得する
「知育」という言葉から、「幼児からの英才教育」「詰め込み教育」といったマイナスのイメージを受ける方も居るかもしれませんね。でも「知育」とは元々、「物事を自らで考える能力を育む」という意味の言葉です。
人間の成長過程では、「学習する(いわゆる勉強をする)」ということをスタートする前に、まず「考える」姿勢を養うことが重要と考えられています。
目の前に問題が起きたら状況を考え、順番を考え、経験や技術を使って「何ができるのか」「どうしたらいいのか」を導き出す…このような脳の思考工程は、幼児期の脳への刺激(五感による刺激)によって養われることが多いのです。
「作り方の順番」を見ながら、どの順番で何を作っていけばいいのかを考える。「自分の手」で触れたり、こねたりしてみる。途中で匂いを嗅いでみたり、触り心地の変化に驚く。
自分で作れたお菓子の見た目を楽しむ。最後はおいしく食べて、舌でも楽しむ…知育菓子によって与えられる様々な五感による刺激によって、子どもたちの「自分で考える力」を養うことが期待できます。
「挑戦力」を養う
子どもの成長に欠かせないのが「やってみたい!」というチャレンジング精神。今までやったことが無いこと、未知の世界…新たな世界にどんどん飛び込む姿勢が、学習意欲を育てる大切な基盤となります。
特に子どもにとって、「大人がやっていること」はマネをしてみたい第一候補。「お母さんみたいにパンケーキを作ってみたい」「お店で見たようにたこやきを作りたい」そんなふうに思っているお子さんがたくさん居ることでしょう。とは言え、ごく小さなお子さんにお料理やお菓子作りを体験させるのはちょっと難しいところ。
「火を使わせるのはまだ早いし」「刃物はまだもたせられない…」子どもの「やってみたい」気持ちになかなか添えないことに悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。
知育菓子の中には、「本物そっくり」のミニチュアお菓子が作れるものもたくさんあります。例えばお弁当やハンバーガー、たこやき、クレープ等等…子どもたちが「自分で作ってみたい」と考えるような身近な食べ物を模してあり、中には香りまで本物そっくり!というものも。
子どもの「やってみたい」という挑戦の機会を叶える存在というわけです。
「達成感」を生み出す
知育菓子の制作工程は「水と混ぜる」「こねて丸める」といったものがほとんど。パッケージ制作等でも「はさみ」「セロハンテープ」といった通常の工作と同じような「子どもが使える文房具」を使用します。
特別な道具や危険な刃物等を必要としないため、子どもたちが安全に遊べるのが特徴です。
製品によっては「電子レンジの使用」等が工程に含まれるものもありますが、ほとんどの制作過程は子どもが自分自身で制作できるように考えられてあります。
「大人の手をほぼ借りずに、自分でお菓子を作り出した」という達成感が得られるのがポイントです。
「一人でおつかいができた」「初めて一人でバスに乗れた」「初めて自分で料理が作れた」…自分の子供時代や10代の頃を振り返った時、こんな「できた!」という喜びを思い出として持っている方も多いはず。
この「課題を乗り越えられた」という達成感は、子どもの自信を養い、次へのチャレンジへと踏み出させる大きな原動力となるのです。
知育菓子の家庭への良い影響とは?
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知育菓子は子ども達のみならず、お子さんの居るご家庭にも良い影響をもたらすことを狙ったお菓子とも言えます。
親子・家族のコミュニケーションツールとして
「子供と一緒に遊びたいけれど、何を一緒にしていいかわからない…」そんなふうに悩んでいるご家族は意外と多いもの。
特にお父さんと娘さんといった関係性、またおじいちゃん・おばあちゃんとお孫さんといった場合、「子どもに付き合う」ことはできても「一緒に遊べるツール」の少なさに困っている方が少なくないようです。
こんな時には、知育菓子作りを手伝ったり、一緒に創ってみるのはいかがでしょうか?
例えば『たのしいケーキ屋やさん』という製品では、1つのパッケージの中にタルトやソフトクリーム、ケーキ等のいくつかのアイテムを制作できるようになっています。「お父さんはコレを作ってみるね」と一緒に制作をして、工作作りを楽しんでみるのも手です。
「同じものを一緒に作る」という体験は、感動や喜びを分かち合える重要な思い出となります。
おうちの中で楽しく遊べる知育菓子は、雨の日等のインドア遊びにもピッタリ。お休みの日の親子のコミュニケーションツールとしても、知育菓子は役立ってくれるのです。
子供だけの「遊び」の時間を「知育時間」に
「今は大人だけで大切な話をしたい」「今は忙しくてどうしても手が放せない!」休日であっても、時にはこんな時間ってありますよね。
子供をきょうだい同士や一人で遊ばせておきたいけれど、なかなか夢中になってくれるものが無い…そんな時にも「知育菓子」は良い「子どもたちの遊びのアイテム」となってくれます。
知育菓子を考えながら作る時間は、子供にとっては「熱中できる楽しい一人遊びの時間」となることでしょう。
そして大人にとっては「子どもを安心して知育でき、同時に自分のことができる時間」ということに。知育菓子は親と子の両方にメリットをもたらしてくれる存在ともなるわけですね。
驚きの進化!知育菓子の種類
子ども自身に、そしてお子さんのいるご家庭にも良い効果があるとして人気が高まっている知育菓子。その売上は2015年には約39億円へと到達する巨大市場となっています。
製品の幅も驚きの広がりを見せ、様々な「子ども達が作りたいアイテム」「遊べるアイテム」を作れるようになりました。ここではその一例をご紹介してみましょう。
ねるねのハッピーキッチン:ドーナツ
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本物そっくりのミニドーナツが計4個作れる、本格的な制作キット。カスタード味・チョコレート味の2色が作れます。
チョコペンやクランチ等で、ドーナツをかわいくデコレーションすることもOK!水さえ準備すれば作り始められる手軽さもポイントです。
カスタード生地・ココア生地の色味や香り、デコレーションのバニラやいちごの香りも実際のお菓子に即しているので、本物のお菓子作りを楽しんでいる気分になれます。
最後のトッピングで、デザインの独創性が楽しめるのもポイントです。
遊びながらお菓子作り『ねるねのハッピーキッチン ドーナツ』の作り方&ポイントを解説
ねるねのハッピーキッチン:ハンバーガー
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子どもたちが大好きなハンバーガーとフライドポテト、コーラのセットが作れるキット。
ハンバーガーはパテ、チーズ、ケチャップ等もひとつひとつ作って挟むので、とてもリアルな仕上がりになります。
味や香りが本物そっくりなので、達成感も大きいことでしょう。コーラの泡がシュワシュワと泡立つ姿には、お子さん達が大喜びするはずです。
遊びながらハンバーガー作り『ねるねのハッピーキッチン ハンバーガー』の作り方&ポイントを解説
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ポッピンクッキン:つくろう!おべんとう!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170317/20/okashidaisuki18/13/9b/j/o0600045013892269500.jpg?caw=800)
子どもの身近な食事である「おべんとう」が作れるキット。パンダの形のおにぎりやからあげ、タコウインナー、ナポリタンといった見た目にもかわいらしいおべんとうが作れます。
卵焼きを型取りするのではなく、薄く卵液を伸ばして固めてからクルクルと丸めて作っていく…といったリアルな制作過程には、大人も驚くことでしょう。
作って食べる時には、ちょっとした遠足気分を味わえますよ。
遊びながらお弁当完成!『ポッピンクッキン つくろう!おべんとう』の作り方&ポイント解説
ねるねるねるね
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大人気のロングセラー商品は、2011年に大幅リニューアル。子どもに人気の「ブドウ味」と「ソーダ味」の2色の味が登場しています。
粉に水を練って混ぜるとふわふわになり、「魔法の粉」を入れると色が変わるのがポイント。
更にブドウ味では「キャンディチップ」、ソーダ味では「カラフルラムネ」をトッピングして、見た目にもキレイにかわいくしてから食べることができます。
色が変わって理科の実験気分!『ねるねるねるね』
おわりに
知育菓子の歴史や効果、また製品の種類の幅広さ等はいかがでしたか?40年という長い歴史の中で知育菓子は大きな成長を遂げ、更に発展を続けています。
今後も子どもだけでなく大人もワクワクさせるような製品が多数生まれてくることでしょう。知育菓子はスーパーマーケットやコンビニエンスストア等で購入できるほか、最近ではインターネット通販でも取り扱う店舗が増えています。
知育菓子は価格帯も100円台~250円台ですから、気になる製品があったら気軽に取り入れることができますよ。
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