修験の聖地・箕面を行く | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

 

令和5年9月10日(日)

この日もいいお天気(^^)v

 

そんな日はお山へレッツらゴー!(∩´∀`)∩

 

ということで、修験道の聖地である、箕面を歩くことにいたしました。私の住まいから短時間で行けるのは有り難い事。遠くに行かなくても、修験の聖地があるのですからね。

 

何といっても、役行者尊昇天の地、があるのは大きいですね。

 

箕面の山は低山ではありますが、西国札所であり、行者の一大活動起点でもあった勝尾寺、役行者尊昇天の聖域・天上ヶ岳、役行者尊と龍樹菩薩が出会った箕面大滝、日本最初の弁財天を祀る瀧安寺などがあるので、修験道を志す者は、必ずお参りすべき場所であるともいえます。

 

それに低山と侮るなかれ!勝尾寺八天石蔵巡りを組み入れますと、20キロを超える、ロングトレイルにもなりますからね。

 

阪急バス新家バス停で下車、勝尾寺一の鳥居から、勝尾寺参詣道を歩いて勝尾寺を目指します。

 

新家春日神社参拝後、10分ほどで到着するのが、帝釈天がご本尊の、

宝生山 帝釈寺

であります。高野山真言宗。脇侍に、毘沙門天と弁財天を祀ります。

 

町中にありますが、静かでいいお寺さんですよ( ´∀` ) 

帝釈寺を後に、帝釈寺の鎮守だった、五字神社に参拝、お山に参入します。

 

お山は急斜面もそれほどなくて、歩きやすい道であります。

しらみ地蔵。

 

あの「しらみ」ではなく、白い巳さん、のしらみであります。

 

この付近はとても静か。いつもお参りして、しばらく佇んでいます。

勝尾寺に到着しました。

 

拝観料は500円になっていました。ここにも中国人観光客がいらっしゃっていましたよ(;^_^A

 

山門は工事中でした。

応頂山 勝尾寺

高野山真言宗。西国観音霊場第23番札所。

 

ご本尊は十一面千手観世音菩薩。

 

実は、観音さんの縁日が18日になった起源のお寺でもあります。

本堂でしっかりとお勤め申し上げました。

 

本堂横には立派な大楠が。

 

現代的に、とても整備されたお寺ですが、シンプルに良いお寺ですよ。

勝ちダルマで有名なお寺で、境内にはちゃんとしたダルマも奉納されていますが、このようにおみくじのダルマも皆さん、おいて帰っていたりします(;'∀')

 

1時間ほど滞在し、お山に入ります。

開成皇子墓所。宮内庁管理。

 

光仁天皇皇子である開成皇子は、この地に草庵を築いていた善仲と善算と、座禅石の上で瞑想していた時に出会い、大般若経600巻を書写、勝尾寺の前身となる、弥勒寺を開きました。

 

開成皇子は、この山系一帯にいくつものお寺を開いたり、中興の祖、とも言われていたりします。

 

ここで仏式にてお勤め申し上げています。

御廟の裏には座禅石と最勝ヶ峰の山頂がありますよ。

勝尾寺縁起です。

 

因みに、勝尾寺鎮守堂に祀られているのは、八幡大菩薩、諏訪大明神と蔵王権現であり、修験との係わりが理解できますね。

箕面のお山は、とても整備されていまして、歩きやすいですよ。お猿さんもあまり見かけませんし、お弁当の山中で食べることができますよ。

天上ヶ岳(499m)

 

役行者尊昇天の聖地であります。一応、墓所でありますが、ここから唐の国へ渡天された伝承がありますので、敢えて墓所とは書きません(;^_^A

役行者尊の尊像は、その年代などによって違ってきます。桜本坊なんかは若い頃、大峯山寺では修行中なので痩せた尊像、こちらは最晩年のお姿でありますね。

 

あと、ここは聖域でありますので、食事はご遠慮くださいませ。

箕面大滝

 

多くの観光客やハイカーで賑わっていました。また秋の紅葉の頃にお参りしてみたいですね。

箕面山 瀧安寺

 

本山修験宗。弁天堂は今日も静かでいい雰囲気でありました。

行者堂

 

この翌週に登拝する、山上ヶ岳への登拝が良きものになるようにお参りさせていただきました。

 

最後は阪急箕面駅へ向かいましたが、駅の手前で雨が降ってきました。

 

箕面の神仏のおかげで、雨にやられることなく済みましたが、間一髪!でした(;'∀')

 

次のお寺へお参りするか躊躇しましたが、ご加護があろうことを期待しながら向かうことにしました。

 

裏切られることはありませんでしたよ(*^^)v

 

続きます。