四国霊場巡礼歩き遍路~鶴林寺道 | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

四国霊場巡礼歩き遍路の第5弾。今回は2つの山越えとひとつ峠を越える、約35キロのロングコース。

前日深夜に徳島入り、ネカフェで仮眠を取って、徳島駅始発の海部行きに乗車、立江駅で降ります。立江駅から歩いて、前回の打ち終わりの札所・立江寺に参ります。

山門前の桜が綺麗ですね(^∇^)前回のお礼と今日の巡礼の無事を祈りました。立江寺は宿坊もあり、早朝6時15分でしたが、山門は開いており、お詣りも可能。納経所が開いていないだけ。ここで車遍路で逆打ちをしている初老の男性とお話。

トイレをお借りして(^0^;)午前6時半、立江寺をスタートしました。長い一日の始まりです。

中間点のコンビニをまずは目指します。その手前にこんな看板が(゜◇゜)お詣りするしかないでしょ?(^_^;)えべっさん、ではなくて、ゑびっさん(^_^)

生夷(いくい)神社。式内社「事代主神社」に比定されています。徳島には、邪馬台国、高天原は阿波に存在した!と主張する古代史研究家がいらっしゃいます。この手の話は長くなりますし、今回とはテーマが違いますので割愛します(^o^;

コンビニで10分ほど休憩して、35分ほど歩いて鶴林寺道登山口に到着。鶴林寺にアタック!

途中、藁葺き屋根のへんろ小屋が。トイレもあります。利用するには勇気が必要ですが( ̄0 ̄)

鶴林寺道だけではありませんが、全体的に道はコンクリートで固められており、土留めとして、木の階段が設置されています。コンクリの道は、よく滑り、私の履き潰れかけた地下足袋では、危険なくらいよく滑ります(´・_・`)

遍路ころがしとして有名ですが、雰囲気は高野山の町石道にそっくり。遍路ころがしに不安を感じている方は、関西限定で申し訳ないですが、練習として、高野山町石道と金剛山・千早本道をそれなりの荷物を背負って歩かれる事をお勧めします。予行演習にはなりますよ(^_^)

途中に巨石が群集する場所もあります。雰囲気は良いですよ。

かなり上がってきました。那賀川が見えます。登山をされる方には、鶴林寺道はなんて事ありません。ただ、一番から毎日歩いてきた脚にはシンドイでしょうね。

第20番札所・鶴林寺に9時14分到着。山門前で掃除をされていたお母さんと楽しくお話。太龍寺への下山口を教えてくださいました(^ー^)

山門内には仁王像ならぬ、鶴の像が(゜◇゜)もちろん、阿吽像です(^_^;)

鶴林寺本堂。地蔵菩薩を祀る。狛犬ならぬ、狛鶴?(^0^;)最高の天気でお勤め………でしたが、ひとりの車遍路の男性が錫杖を振りながらお勤めされましたが、読経が今まで聞いたことが無いくらいの、独特過ぎる唱え方。それも大声で。

これは迷惑。この男性は錫杖の振り方もメチャクチャ、読経も練習していない、習っていないから、オリジナル過ぎる読経。小声ならまだしも、錫杖に負けないくらいの大声ですから、流石の私も途中で読経が止まった( ̄0 ̄)

大声は悪いことではありません。良いと思いますが、なら、お経の唱え方は習う、学ぶ、練習する必要があります。あれは苦笑を通り越えて、迷惑以外のなにものでもない。

大師堂。同じタイミングなら、先程と一緒なので、かの男性が終わるのを待って(^^;)お勤め。春のお遍路シーズンなので、納経所はそれなりに並びます。全員がそうではありませんが、車遍路の方はフルセットで納経する方が多いです。

フルセット、とは、納経帳&御軸&帷子です。ひとりで、グループ全員分を持ってくる人もいますので、これからのシーズンは、納経時間も考慮しなければなりません。鶴林寺はお母さんひとりで対応していますから、なかなか進みません。

良い人は、歩き遍路を先に終わらしてくださる方がいますが、普通はありませんから、並ぶのも修行と思って我慢しましょうね(^_^)

立派な三重塔ですね。

お勤めを終え、少し休憩して、9時55分、太龍寺を目指し、出発!

続く