四国霊場巡礼~第四弾① | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

四国霊場巡礼の第四弾。昨年10月から始めて、今回は第13番から第19番まで打ちました。

いつものように、前日に大阪発、徳島行き最終の高速バスに乗って徳島入り。神山行き始発のバスに乗って大日寺に。

第13番札所 大栗山 大日寺。御本尊は十一面観世音菩薩。本来は向かいの一宮神社が札所で、一宮大明神の本地仏が十一面観世音菩薩。明治の神仏判然令により、一宮神社に祀られていた観音さんが大日寺に移って、札所としての対象が観音さんだったので、大日寺本来の御本尊・大日如来は脇に退きました(^^;)

私は歴史をふまえた上で勤行。観音さんが御本尊なので、妙法蓮華経観世音普門品第二十五をプラスして勤行。十一面観世音菩薩御真言の他、大日如来御真言と一宮大明神御宝号をお唱え申し上げました。

現在、本堂は修復作業中でシートで囲われていました(^0^;)

ご住職が四国霊場唯一の韓国籍の女性。納経所の女性も韓国の方。だからかもしれませんが、朝から韓国人の参拝者(お遍路ではありません)がいらっしゃいました。

今回は、多くの外国人歩きお遍路さんと出会いました。欧米人だけでなく、中国系、韓国人など、先月と違って、歩き遍路も多くなっています。しかし、読経しているシーンには出会いませんでしたが、どうしてるんだろ?(^_^;)

大日寺で納経を済ませて、向かいの元札所、一宮神社に参拝。

御祭神は天石門別八倉比売命。一宮大明神。大祓詞を奏上し、早朝にも拘わらず、快く御朱印にも対応してくださいました。ありがたいことです(^∇^)

大日寺から2.3キロ。第14番札所 盛寿山 常楽寺。御本尊は四国霊場唯一の弥勒菩薩。

殆どの方は車遍路さん。今回は一度もバス遍路さんとは一緒になりませんでした。ですので、納経も割合にスンナリと済みました。気づいたのですが、ちゃんと?お勤めしているお遍路さんは少数派ですね。いきなりの般若心経は当たり前、変な節回しも多いです。色んなご意見はありますでしょうが、私は割合と大きな声で読経する方です。お四国は今のところ、殆ど外でお勤めしますから、堂内でお勤めする場合、他のお遍路さんがいらっしゃる場合は小さめの声ですが、それ以外は遠慮なく大きめの声でお勤めします。

納経所の女性の印象が良かったですね。

常楽寺から五分。常楽寺奥之院、延命山 慈眼寺。御本尊は十一面観世音菩薩。脇に弁財天と毘沙門天を祀ります。納経は常楽寺。



慈眼寺境内にある、生木地蔵尊。素晴らしいお地蔵さんでした。

国分寺に行く道中にある、八祖大師。

常楽寺から約0.8キロ。第15番札所 薬王山 国分寺(曹洞宗)。御本尊は薬師如来。残念ながら本堂は工事中で、仮本堂に移っております。

仮本堂はウスサマ明王堂です。従来のお勤めに、ウスサマ明王御真言をプラスして行いました。ウスサマ明王の御真言は常に口にしていますから、直ぐに口にでます。

おん くろだ なう うんじゃく

おトイレの明王さん、として有名?になりましたね(^ー^)この御真言を唱えることで、全ての不浄を焼き尽くして下さる、ありがたい明王さんです。

納経所で、ウスサマ明王の御札(御影)を頒布していただきました。

次の札所に向かおうと、山門で一礼すると、山門前をお掃除されていた男性に声を掛けられました。

「おっ、もう行くんで?ちょっと待ってよ。ハイ、お接待」

と、お菓子を頂きました(*⌒▽⌒*)

歩き遍路さんにはお接待されているそうです。ありがたいことです(^∇^)

小春日和の中、本当に身も心も暖かくなってきました。

次の札所に向かいます。

続く