人間は、なかなか自分を変えることが出来ない。
ホメオスタシス。
恒常性。
今のままを維持しようとする。
生命装置みたいなもの。
昔々は危険が迫ると死を意味した。
だから、危険には超敏感。生きるか死ぬかだから。
でも、マンモスと戦わなくても楽々食料を手に入れられるようになった現代においては、その危機回避能力よりも、勇気をもって、チャレンジしていくことの方が生存確率が上がるようになった。
古代からの考え方や生命維持機能は遺伝子に組み込まれているから、なかなかに、それを突破することは難しい。
けれど、どうにもこうにも出来ない状態が続いて、いよいよ現状に限界を感じた時。闇に落ちて落ち切った時、人は変わろうと思える。
その状況に見切りをつけられる。
そうして、新しい本当に望む世界への切符を手に入れるのだと思う。