
*バゲットに手作りのドライトマトとチーズをのせて焼いただけ
おつまみと言いながら、さちゃぴーが一番食べたかも。
こういう話題をブログに載せることを躊躇しなかったわけではないのですが、私達にとってはとても嬉しい兆しだし、何よりさちゃぴーの主治医のI先生の「愛」を感じるエピソードなので、記事にすることにしました。
さちゃぴーは、去年の10月に発病して以来、生理が止まったままでした。
それは大量に服用し続けたステロイドのせいでした。
しかし、強い薬の治療のお陰もあり、主治医のI先生の言葉を借りれば「恐る恐る」ステロイドを減量していき、今ではほんの少しの量になったので生理が始まったのです。
この事は、さちゃぴーの体が元に戻っている合図の様な気がして、私達はとても喜び、I先生に報告しなきゃねと話しました。
その数日後、外来の診察の為に病院へ。
さちゃぴーは、診察の度に血液検査をするので、病院に着くとまず採血室で採血と採尿をして、その結果が出てから診察になります。
その日は眼科の診察もあったので、採血の終わったさちゃぴーと眼科に向かう途中、
「採血室で生理の事話した?」
と聞いたところ、
「エッ!言わなきゃいけなかったの?」
とさちゃぴー。
「そうだよ!一番に言わなきゃ!
まぁ、いいわ。眼科の後に言いに行こう」
と言ったものの、眼科でちょっとしたトラブルがあり、凹んでしまった私達親子は、その事をすっかり忘れていたのです。
いつもの様に小児科の外来の診察室の前で待っていたら、ドアが勢いよく開いて、そこには主治医のI先生が真っ青な、そして厳しい顔で立っていました。
いつもは、
「さちゃぴーさ~ん、どうぞ~」
とにこやかに迎えてくれるのにと不思議に思っていると、I先生がさちゃぴーに向かって
「それで、具合はどうなの?」
と厳しい口調で聞きます。
さちゃぴーがのんきに
「先週よりぜ~んぜん調子いいっす。」
と答えると、I先生が
「エ~ッ!!、どういう事?! とにかく入って」
と益々厳しい口調です。
診察室に入ってすぐ、私が、これまたのんきに
「先生~、生理が始まったんですよ~」
と言った途端、I先生の体中の力が抜けて、顔の厳しい表情が消えていくのがわかりました。
「そういうこと~!!
それなら全てつじつまが合います」
さちゃぴーの生理の事を知らなかったI先生、血液検査と尿検査の結果の数字を見て、
「もうお終いだ」
と思ったのだそう。
その検査結果の数字は、さちゃぴーが一番最初に入院した時のものと同じようなもので、それはつまり、
抑え込んでいた病気がまた動きだした事を表していると先生は考えたらしいです。
その数字が生理のせいだと知ったI先生は、
「即刻入院だと思っていたけれど、生理のせいならば、とっとと帰って!!
予定通り、8月に強い薬の治療をやるよっ!!」
といつもの通りに戻ってました。
前にも記事にした事があるのですが、I先生は、毎回メモに検査結果と共にさちゃぴーにメッセージを書いてくれます。
その日のメモには、
「今日は、本当にあせりました。
体調が少しよくなってきたというのは、落ち込んだ後に聞いた分、余計に嬉しく、安心して今の治療方針を続けて いけます。
無理はせず、でも、楽しく学校もピアノもドラムも頑張って下さい。」
と書いてありました。
後で看護士さんに聞いたのですが、検査結果を見たI先生は、その場に崩れ落ち、頭を抱え、「さちゃぴーに申し訳ない」と呟いたのだそうです。
それを聞いた時は、生理の件をすぐに報告しなかった事を猛省したのですが、その一方で、この先生に出会えてよかったという嬉しさの様なものがこみ上げてきて、とても温かい気持ちになったのでした。
診察の後、入院していた時の病棟に顔を出しに行くと、そこにI先生がいて
「生理の事、み~んなにチクッといたからねっ!
本当にびっくりしたんだから~」
と豪快に笑ってました。
I先生の言葉通り、病棟の看護士さん達みんなが、さちゃぴーの生理騒動を知っていました(笑)
とても長くなってしまいましたが、読んで頂いてありがとうございました。