キングの背中 | アスユメ_labo.通信

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気になる記事を見つけた


Jリーグ現役最年長54歳
キング・カズ 

今期も現役に世界が衝撃

それを受け
セルジオ越後が自信のユーチューブチャンネルで語っていた。

“キング”がその王座から追われようとしている。

いや、それは今に始まったことではなく、

もっと以前からだったのかもしれない。

たぶんそれは事実
ここ数年は出場の機会も限られ、

ベンチ入りすることも少なくなっていた

たぶんJリーグサッカーのファンの多くは
カズの去就を気にかけているはず・・・

そんなファンの気持ちをよそに
キングカズは黙々とトレーニングを続けている

その証拠が自信のサイトに掲載された彼の記事


挑戦することの楽しみ

必要とされるなら、どこにだって僕は行く。
これはなにも、今になって言い始めたことでなく、

ずっとこのスタンスで生きてきた。


そしてこの冬、

移籍の選択をすべきは今じゃないかという自分の直感がある。

この2年、試合にまともに出ていない。

もちろん横浜FCは僕を必要としてくれている。


ただし「必要」にもそのされ方、具合があり、

自分がどうみられたかは僕自身が分かっている。

少なからぬクラブが僕に興味を示してくれた。

この場を借りて感謝したい。


こうして新たな挑戦へキャンプで汗が流せる、この幸せ。
たとえ全試合フル出場はできなくとも、貢献できることがある。
僕を役立ててもらいたい。そして1分、1秒でも長く出場したい。

心の声に忠実でありたい。

名門サントスで出場機会をつかめず、転変の旅へ踏み出した。
19歳のときだ。環境はまるで変わった。


練習設備は何分の一にもつましくなり、

飛行機での優雅な移動は24時間のバスの長旅に。


田舎の小クラブでは掘っ立て小屋風の寮で暮らし、

酷暑の北方のクラブにロッカーはあれどもシャワーがない。
水だけ噴き出る水道管もどきがあるだけ。

それより何より、ピッチで戦えることがうれしかった。

何にも勝るあの喜びが今でも体に脈打っている。


そこが原風景だから、

環境の条件やハンディに対して僕は鈍いのかもね。


30年以上もプロをしている自分なりのやり過ごし方を覚える。


ないならつくれ、マッサージ室がないなら屋外でやろうかな。
ワンボックスカーの後方をアイシングルームにしてもいい。
施設・設備が乏しいなら、

マンションの一室を借りて「クラブハウス」に仕立てちゃおうか。

移った先に栄養満点の定食屋が見つかるかも。

美人のお姉さんがお相手してくれると楽しいな。
旅立ちや別れは、出会いと発見も連れてくる。

 

苦労の先にある楽しみも味わいながら、ここまでやってきた。


いる場所がどこであれ、全力でやっていれば、

いつもなにがしかが僕の手に残った。


成果といったたいそうな代物ではなかったとしても。

サッカーを続けたいのなら、

ハードな練習で365日苦しむ道を選ばなきゃだめだ。


失敗する怖さで逃げたくはない。


立ちすくむよりも1センチでも積み重ね、

自分をゴールへ向かわせたい。


生きている実感をありありと感じていたい。

そして1年トータルで計れる成果というものを、2022年に残してみたい。



現役続行を美談とするファンは多いかもしれない
周囲が考えているほど、現役続行は楽なものではない。
まして加齢で衰えていく自分の身体を冷静に直視することは
耐えがたい苦痛のはずだ。

それでも前を向き
一歩でも進もうとするその背中
決して立ちすくまない。ゴールを向く。

現役の選手、引退を考えている選手たちに見せつけてほしい

そして感じて欲しい
彼を突き動かすものは一体何なのか

大事なのはサッカーを続けたい
まだできると思う
自分の気持ちただ一つ

そのひた向きな姿にファンならずとも心を奪われる

キングと呼ばれる理由はそこにある


written by Kaz Okayasu

 

 


 

 

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