柔道世界選手権3日目
女子57キロ級決勝
大会2連覇を狙う日本代表は芳田司
対するは カナダ代表出口クリスタ
二人は高校時代からの
同級生で友人でありライバルだった
芳田司は
一歩先を行く存在
出口クリスタは
大学でスランプに陥り
柔道に悩み葛藤する日々だった
何かを変えたい
東京で五輪を狙いたい
彼女は日本柔道の重圧を解放し
カナダ国籍を取得し
新しい気持ちで
思い切り柔道を楽しむことを選択した
人生の大きな決断は
出口クリスタを大きく成長させた
そして昨日の決勝の舞台
相手はかつてのライバル芳田司
やはり終始、芳田に圧倒される展開
出口は耐えながらもチャンスを狙う
チャンスの一瞬
延長2分12秒
バランスを崩した芳田の背後を取り
すばやく後ろに投げる
電撃の谷落しが決まる
一瞬の静寂
どよめきと歓声が舞台を包む
芳田司は涙をこらえて語る
気持ちの弱さがあった
どっちの気持ちが強いかの差で負けた
今度は五輪の決勝で戦って一本とる
出口クリスタも満足していない
来年に向けて何かはつかめた
でも反省しかない
最後は運が良かっただけ
悪かったところを克服して
来年もっと良い勝負をしたい
柔道家である彼女たちに
ナショナリズムは全く関係が無い
あるのは自分を磨くライバルであり
誰にも負けない自分である
