娘に食物アレルギーがあるとわかってから、
かかりつけの小児科で、二度、栄養相談を受けました。
そこで出会ったのが、長谷川実穂先生でした。
長谷川先生は、現在は昭和大学医学部小児科学講座、小児アレルギーエデュケーター、
管理栄養士としてご活躍されています。
牛乳と卵にアレルギーがあるため、不足しやすい栄養素をどのように補うかのアドバイスをいただきました。
アドバイスはもちろんですが、なによりも先生の明るさ、優しさ、いつもにこにこで娘にも私にも接してくださる、とても素敵な先生でした。
二度目の栄養相談の時のこと。
この時は、娘のアレルギーのことで、病院で負荷試験をしたものの、クリアした量を自宅で試すと症状が出てしまい、私自身、娘に自宅で試すことが怖くなり、どう進めていけばよいか悩んでいた時でした。
卵は食卓から消え、牛乳もすっかり遠ざかってしまっていました。
豆乳の活用を教えてくださったので、豆乳を買ったけれどなかなか使えずにいる話をしたときのこと。
「お母さん、豆乳を買ったのですね!それだけでも進歩ですよ
」といつものにこにこ笑顔で言ってくださったのです。
これまで豆乳を使う習慣がなかったのに、チャレンジしようと試みたこと、そこをわかってくださったのです。
私は驚きました。同時になんだか恥ずかしくもなりました。
娘の食物アレルギーを目の前に、必要な検査も試験もしたものの、何も動けずにいた自分が。
卵についても、もう一度、最初からやってみようとなり、翌日から黄身ひとさじから再スタートしたのです。
食物アレルギーと共存していくために、子供だけでなくママの心の持ち方がとても大切だと感じています。
ほんのちょっとした一言が背中を押してくれるんです。
「アレルギーあって大変だね」
「うちだったら無理だわ」
「普通のお菓子、ケーキ食べられないの、かわいそう」
そんな言葉にいちいち傷ついたこともありました。
でも、よく考えたら、
そうじゃないんです。
最近、私はケアラーにもなりました。
(ただの手伝いですが)
母に比べたら本当に微力ですが、人をケアすることの手伝いをしています。試行錯誤を楽しみながら、ほどよい緊張感を持ち、無理な我慢はせず、恩返しの気持ちで。
「手を出さずに口だけ出す」にはなりたくないから。
あの時以来、長谷川先生にはお会いしていませんが、また勉強できる機会を見つければお会いしたい先生です。
娘、今日ははじめてゆで卵の殻をむくことができました!手袋をつけて。
食べられなくてもできることはある
読んでくださりありがとうございました🍀