
こんあいばー!
今回はリクエストにお応えしまして、大野さんのソロ曲「Rain」を愛でまくります!
リクエストありがとうございます✨
大野智「Rain」を愛でまくりたい!歌声とテクニックを徹底考察
「Rain」
作詞:IntoGroove
作曲:Peter Bjorklund・Joel Eriksson
編曲:安部潤
2005年『One』収録
ひとことで言うならば、「名曲」。
”危険な恋の物語”を歌い上げる大野さんの歌声は、甘美かつ伸びやかで。
時に切なさを滲ませ、大人の色香を放ち、 "危うさ"までも感じさせます。
そんなエモーショナルな歌声で聴く者の心を揺さぶる「Rain」。
歌声と楽曲の考察することで、その魅力を探っていきましょう!
【目次】
- キーワードは「緊張×解放のコントラスト」
- スピード感と余韻で魅せる【1メロ】
- 飛距離のある歌声で歌い上げる【1サビ】
- よりエモーショナルな【2メロ】
- 最大の聴かせどころ【ブリッジ】
- 高音連発で最高潮!【ラスサビ】
- 気づいてましたか?実は…【バック】
- まとめ&聴けるリンク紹介
キーワードは「緊張×解放のコントラスト」
この曲の魅力に迫るためのキーワードは「緊張×解放のコントラスト」。
「緊張と解放」をほかの言葉でも書くと、
強い×弱い
パワフル×繊細
声を張る部分×抜く部分
直線的×曲線的
といったところでしょうか。
大野さんは、このように対照的な2種類の歌声、歌い方を駆使して、この曲の世界を表現しているように聴こえます。
私事ですが、音大時代にオペラの先生から「感情的に歌うな!技術を持って感情を表現しろ!」と叱られたことがありまして。
大野さんは、この”技術を持って感情を表現する”という点においてもスペシャリスト。レベルの高いヴォーカリストだなと、尊敬しています。
そんなことを頭に置いたうえで。
曲の流れに沿って、歌声を詳しくみていきましょう!

曲の流れに沿って歌声&楽曲考察
【1メロ】スピード感と余韻で魅せる
雨の音響く 君の声消えた
受話器の向こうに
君は誰といるの? 秘密を隠して
僕に好きと言う
くちびるを ぼくのそれ重ね
抑えて 抱き寄せる
曲の出だしにあたる、1番のメロ部分。
注目すべきは「子音のスピード感」と「フレーズの余韻」です。
図で表すとこんな感じかな?
「君」という言葉の「k」や、「秘密」の「h」など。
子音がスピーディに発音されることで、フレーズに勢いが出てています。
それに対して、言葉の終わりには細かくビブラートがかけられて、余韻が大切にされている。(図の青色波線)
それがメロの後半になると、「くちびるぅをおっ!」のように歌って語気が強めに。「抱き寄せる」のビブラートも”こぶし的”に強めに歌われています。
このように、強く歌う部分と、繊細に歌う部分、二つのテクニックで聴き手を魅了しているわけですな。
【1サビ】飛距離のある歌声で歌い上げる
Hey, Now I Don't Wanna Give Up. This Is Only The Beginning
君の香りが そう頼り
Baby, Why We Gonna Give Up? This Is Only The Beginning
一人危ない目で 走り出す
高音域のメロディが、飛距離のある歌声で歌い上げられています。
「君の香り」の歌い方が、何とも言えず魅力的。
最後の「一人危ない目で走り出す」というフレーズには、ハープシコードというヨーロッパの古楽器の音色が重ねられていて。
ハープシコード(チェンバロ)
https://graphic.nobody.jp/illustrations/harpsichord.html
洋館を思わせるようなミステリアスな音色が、大野さんの歌をより一層魅力的に演出していると思います。
【2メロ】より一層エモーショナルに
雨の後届く 沈黙のsqueal
ガラスの割れる音
まず、出だしの「雨の後」のビブラートが美しすぎる。
どんだけ潤ってるねん!
続く「沈黙のsqueal」はストップモーションのようなリズム。しかも大野さんの歌声が左右から聴こえるという仕掛けも。
「ガラスの割れる音」というフレーズはサビよりも高い音域で、この曲の最高音(ラ♭)も登場。これを強く歌っています。
そんなメロディのつくりと大野さんの歌い方によって、主人公の心理描写がされていると思います。この場面、かなり衝撃的ですよね。
で!
ここでお気づきと思いますが、1番と2番でメロディが全然違うんです!
続くこの部分も↓
君は今 どこにいるの? このまま待てば
君は来るの?
ポケットを探る この手の中に
キケンなものを持つ
(All Need Is Love Just Waiting For You, Understand?)
2番の音域は1番よりも高く、この曲の最高音も多発。大野さんの歌声にも「必死感」を感じます。
2番にもかかわらず初めて聴くメロディが歌われることで、聴き手の緊張感も続きますよね。
「キャッチーなメロディを覚えて、みんなで歌おう!」という曲ではなく、大野さんの表現で聴き手を魅了する作品であることがよくわかります。
また、別メロディを歌うコーラスも重なるなど、入り組んだ構成になっています。
【2サビ】
再びのサビ。(割愛)

【ブリッジ】この曲最大の聴かせどころ!
赤いルージュの グラスのあと
心に刺さるような 痛み残し Yeah!
モノクロの世界に浮かび上がる「赤」の色彩が鮮やかすぎる。なんて美しいんでしょう!
リズムを刻んでいたドラムが消えてバックは静かになり、大野さんの歌声にピンスポットが当たります。
繊細な歌声ですが、出だしの「あ」が強調されることで、この赤の色調が決定づけられている感じ。
そしてなんと言っても、「Yeah!」のひずみ!!
ものすごく強く歌われていて、喉が鳴るような音まで聴こえます。
透明感のある歌声に現れた「むき出し感」。その色香はくらくらするほどです。
さらにはここで転調して、ラスサビの「Hey,This Is Only The Beginning」へとつながっていく。
なんてドラマティックなんだ!
コンサートでは、この「Yeah!」の前に短いダンスパートが挟まれますよね。そして一瞬の空白を経ての「Yeah!」。
なんなら私は、この「yeah!Hey」を聴きたいがためにこの曲を聴いていることがあります。
【ラスサビ】高音連発で最高潮
Hey,This Is Just The Beginning これはゲームじゃない
This Is Only The Beginning 誰も愛しちゃいない
This Is Just The Beginning 君に届かないさ
(This Is The Beginning, This Is The Start)
ラスサビの前半(ととらえていいのかな?)は、この曲の最高潮と言えるかと。
高音連発で、エネルギッシュな大野さんの歌声を堪能できます。
コンサートではCD音源より歪んでる感じもあって、んもう、どうしてくれようか。
続くラスサビの後半。
Hey, Now I Don't Wanna Give Up. This Is Only The Beginning
君の香りが そう頼り
Baby, Why We Gonna Give Up? This Is Only The Beginning
一人危ない目で 走り出す
この頭の「Hey」で、思わず涙。歪みと勢いのある歌声には、聴き手の心を打つパワーがありますよね。
【バックトラック】気づいてました?実は…
曲の流れに沿って、大野さんの歌声を考察してきました。
ここで「バックトラック」に注目してほしい!
実は”赤いルージュの~”のブロック以外、ほぼ全て「同じコード進行の繰り返し」になっているんです。つまり、伴奏は同じ響きの繰り返し。
コード進行を書くとこんな感じ
なんですが!
まさか同じ音の繰り返しだなんて、パッとは気づきませんよね。それくらいメロディにも歌い方にも仕掛けがたくさんあったというわけです。
ほんと、大野さんはテクニシャンなヴォーカリストだなと思います![]()
まとめ&「Rain」を聴ける・観れるリンク!
アルバム『One』は、初回限定盤の特典映像でレコーディング風景が見れるのがたまりませんよね!アカペラの歌声にしびれます。
「歌は納得いかないですよ、一生」っていう言葉も印象的。
さらには、無重力のような「ダンス」も、この曲の魅力!
これだけ歌いながら、あれだけ踊るなんて…!(誰か私に語彙を)
「Rain」は、本当に素晴らしい作品ですね![]()
ということで…
聴くべーし
観るべーし!
ARASHI - ARAFES NATIONAL STADIUM 2012
https://youtu.be/xIiiGJNlnaI?t=4428
大野さん関連考察
前回の記事はコチラ
いつもありがとうございます♡↓











