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岡山・津山 数学者直伝~受験塾

ワクワクしながら楽々数学が解け、志望校合格!

こんにちは。

 

難関校受験  岡野塾の岡野 武 です。

 

今回は大阪大の過去問を観てみましょう。

 

 

解答は高校の数学IIIの教科書に書かれています。

 

解き方は下記の通りです。

 

x → 0 と sin x が奇関数であることにより、0 < x <π/2 としてよい。 

 

原点Oが中心で半径が1の単位円において、A(1,0), B(cos x, sin x),


C(1, tan x) とする。

 

三角形OAB、扇形OAB、三角形OACの面積はそれぞれ


sin x/2 < x/2 < tan x/2


であり、各辺を2倍してからsin x(>0)で割り、次に


各辺の逆数を取ると、


cos x < sin x/x < 1


となり、x → +0 とすれば前半の答が得られる。


後半については、sin x についての和績公式(参照:京大過去問 そ

 

の一)と前半の結果より求まる。


このように解答すれば、この問題に関して満点がもらえます。

 


ここから先は入試には関係がないのですが、興味があれば読んで

 

 

ください。

 

 

sin x/x の極限値を求めるには扇形の面積, すなわち円の面積必要。

 

そのためには無理関数の定積分が必要。

 

そのためにはsin x の導関数が必要。

 

そのためには sin x/x の極限値が必要。

 

となり、証明したい結果を証明に用いているので証明になっていない。

 

こういうのを「循環論法」といい、十分に注意する必要があります。

 

私たちは小学生の時に半径rの円の面積が   であることを教わ

 

り、それが潜在意識に入り込み、そのことがあたかも当り前のように思

 

い込み、疑いを持たないのです。

 


興味をもたれた人のために参考文献を挙げておきます。

 


高木貞治著「解析概論」 9. 連続的変数に関する極限 [例 2]

 

一松信著「解析学序説(上巻)」 §4. 三角函数の微分

 

小松勇作著「解析概論[I]」 §33. 三角函数

 


 

次回はまた東大の過去問を観ていきましょう。