週1で演劇鑑賞 | ☆気まぐれおかんのサンボBAKA日記 ☆

週1で演劇鑑賞

 3週連続、週1回は舞台を観に行ってます。ベジャールのバレエを入れたら4週だ。こんなに続けて行くのは珍しい事ですが、どんだけ暇なんだか…。

6月18日(水)こまつ座「父と暮らせば」
紀伊國屋サザンシアター 開演2時
作・井上ひさし 演出・鵜山 仁
出演 辻 萬長/栗田 桃子




1994年、戦後49年目の年に誕生した二人芝居『父と暮せば』。

「原爆投下から三年後の広島。市立図書館で働きながらひとり静かに暮らす美津江の胸の中には、ほのかな恋心が芽生え始めていた。そんな美津江の目の前に、まったく突然に父竹造があらわれる。自分の恋心を必死で抑えつけようとする美津江に、竹造は全身全霊、懸命なエールを送るのだが……。」

 出演者2人だけのお芝居。初めて観る栗田桃子さんは劇団文学座所属で、俳優の蟹江敬三さんのお嬢さんだそうです。清楚で芯が強くてと、とっても役にぴったりでした。辻萬長さんも良い役者さんだけど、親子共演も観てみたかったりして。




6月25日(水)劇団ダンダンブエノ
七味公演「ハイ!ミラクルズ」

青山円形劇場 開演2時

作 福原 充則(ピチチ5)
演出 近藤 芳正 演出補 福原 充則(ピチチ5)
劇中歌作曲 谷川 賢作 振付 前田 健

出演 南野 陽子/光石 研/前田 健/峯村 リエ/酒井 敏也/山西 惇/近藤 芳正



 舞台は東京世田谷のある新聞配達店。配達員の男性たちと、工場勤務の女性を中心に、歌ありダンスありのハイテンションな舞台が繰りひろげられます。
 夜更けの世田谷を舞台に、3人の新聞配達員と営業所を経営する姉弟、工場勤務の疲れた女の人生のかっとうを描いたミュージカル・タッチの作品。

 ダンダンブエノを観るのは4回目。出演者がいつも魅力的なのでつい観に行ってしまいます。平均年齢40代とのことで、しょぼくれたおじさん3人(近藤 芳正、光石 研、山西 惇)のダメさ加減がまた良いです。




7月5日(土)劇団民藝 「プライス -代償-」
紀伊國屋サザンシアター 開演1時30分

作:アーサー・ミラー
訳:倉橋 健
演出:兒玉庸策


出演 西川 明/河野しずか/三浦 威/里居正美



 「株価の大暴落で父親が破産。兄ウォルターは家を出て外科医となって大成するが、弟ビクターは崩壊する家を守り、安月給の警察官として平凡な生活に甘んじてきた。家族愛に支えられ廃人同然の父を介護してきたのだが、妻のエスターは一人息子が家を出てからは飲酒に耽るようになっていた。父親の死後、遺産の処分のため兄弟が16年ぶりに再会する。古い家具を値踏みする古物商ソロモン。過去の思い出の品々が、かつての怒りや不満をかきたてる。成功した兄も、妻と子供と別れ家族離散の日々を送っていた。人生の勝ち負けとは何か。払ってきた代償をめぐって意外な真実が明らかになる…。」


 役者はうまいんだけど、セリフ劇で、正直ちょっと難しい。話が分かりにくかった。
 笑いの部分が無いし、テーマ的にも日本人の感覚とはちょっと違うような…。