なんで円高になって、なんで円安になるの?
こんにちは、マネードクターの黒瀬英夫です。
為替の変動はいろんな要因によって動きます。例えば、モノの値段が上がる国と下がる国では、値段が下がる国のお金の方が高くなります。
モノの値段が上がるということは、お金の価値が下がること。
モノの値段が下がるということは、お金の価値が上がること。
他の国で物価が上昇しているのに日本だけ物価が下落していれば、円高になるのは当然ともいえます。
もっともらしく聞こえますよね。
でも、そうなるとは限らないのです。
確かに一つの要因になるのは間違いないのですが、その要因が注目されなければそうはなりません。
他の多くの人が何に注目するかによって、お金の動きは変わるのです。だから、人が何に注目するのかわからなければ、お金の動きはわかりません。
困ったもんですよね。^^;
先日、私の勉強会に参加者から「円安になるのは物価が上がってからだから、海外への投資は物価が上昇してからでいい。」ということを書いているサイトに対して意見を求められました。
上記の例でいけば、多くの人が物価に注目すればそうなるので間違いないのですが、世の中そうすんなりといきませんよね。
だって、みんな考え方は違いますから。
お金の価値が下がったから、モノの値段が上昇する。
お金の価値が上がったから、モノの値段が下落する。
逆もまた真なり!
国の財政やその国の経済情勢に注目してお金の価値が変わり、モノの値段が変わることもあるのです。
むしろ怖い変かは、こちらに注目された時かもしれません。
為替の予測は難しいことなんです。
ではでは~ 『^¥^』