今回ご紹介するのは、頼藤太希さん著の「1日5分でお金持ち」です。

この本を1日5分読むだけで、お金持ちになれる!という内容ではありません。

本書は5分で読める64日分が収録されており、お金の基礎知識から税金、投資などお金に関するあらゆることが書かれています。

人生において、お金の問題はつきものです。

 

 
 

1)お金持ちになる人、ならない人の違いは何でしょうか?



ここでは、お金持ちが実践している9つのお金の習慣や考え方をお伝えします。

あなたはいくつ当てはまりますか?

 
 

1. 人生設計、マネープランを立てている

お金持ちは、一生のライフプランとマネープランをしっかり描いています。

単身世帯でも10年後の目標がありますし、夫婦世帯ではそのような計画をしっかり話し合っています。

 

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2. 出費を見える化し、家計を管理する

お金を貯めるには出費を抑えることが重要なので、お金持ちは出費を明確に見える化し、予算を立てています。

 

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3. 支出に対する価値基準が明確である

お金持ちは、自分にとって価値のあるものにしかお金を使いません。

他人が評価するものよりも、自分にとって本当に必要なもの、大切なものにお金を使うのです。

自分をよく見せるためにブランド物を買ったりしません。

 
 

4. 貯蓄の仕組みがある

お金持ちは、余ったお金を貯金するのではなく、あらかじめ貯蓄を確保しておき、残ったお金で生活しています。

例えば、給料をもらったら、あらかじめ5万円を貯金に回し、その5万円で日常生活を送るようにするのです。

シンプルな仕組みですが、効果は絶大なので、とりあえずこれだけでもできる人は始めてみてください。

 

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5. 投資マインドで考える

お金を使うと手持ちのお金が減ってしまうから、なるべくお金を使わないで節約しようと考える人は、消費脳で考えていることになります。

もちろん無駄な支出を減らすことは大切ですが、これではお金は増えません。

お金持ちの人は、「お金は使えば増える」という投資脳で考えています。

「価値のあるものにお金を使って、今あるお金を増やそう。」こうやって考えています。

これは資産運用に限ったことではなく、自分自身に投資する「自己投資」も投資の一つです。

また、本書では触れられていませんが、自分の時間を捻出するためにお金を使うこともこの一環です。

例えばですが、経営者は利益を生み出すためにお金でサラリーマンを雇いますが、実はこれもすべて投資脳の一部なんです。

サラリーマンにお金を払って働いてもらい、その人の仕事から利益を生み出すことで、経営者は支払った金額以上のお金を手に入れることができるのです。

 

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6. 流行や経済、金融商品に対するアンテナが高い

お金持ちは、流行や経済、金融商品などに詳しく、お得な情報をいち早く取り入れます。

キャッシュレス決済を試したり、金利の高いクレジットカードを使ったり、つみたてNISAやiDeCoなどの節税策をフルに活用したりします。

 

関連記事:つみたてNISAとNISAについてわかりやすく解説!

 

一方、貧乏人に限って、昔のプランのまま携帯電話代に毎月1万円もかけているなど、無駄な浪費をしていることがあります。

常に貯蓄のアンテナを張っておきましょう。

 
 

7. 中長期的な視点でお金を使っている

お金持ちは、目先の楽しみのためにお金を使うのではなく、今お金を使うと将来どうなるかを考えています。

そして、予算に沿って使っています。

 
 

8. 身の回りを整理整頓している

お金持ちの人は、財布がきれいです。

長財布ですっきりさせている人もいれば、財布はカード類だけにしてコンパクトにしている人もいます。


 

9. 決断が早く、行動がまめである

考え方がポジティブで、人からもらったアドバイスをすぐに実行に移すのもお金持ちの特徴です。

 

どうすればお金が貯まるかを考え、積極的に行動し、結果的にお金が貯まるのです。

あなたはどう思いましたか?

あなたは上記の文のうち、いくつ当てはまりましたか?

 

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2)最終的に収支がマイナスにならなければいいと思っていますがダメですか?



結論から言うと、どう使ってもマイナスにならない仕組みを作ることが大切です。

お金を貯める前に、お金を貯める目的を明確にすることが大切です。

 

3つのパターンがあります。

具体的には
 
  1. 日常的に出入りのあるお金
  2. 5年以内に使うことが分かっているお金
  3. 将来のためのお金
この3つにお金を分けて、それぞれのところで管理します。

 
 

1. 日常的に出入りのあるお金

まず、日常的に出入りするお金は、いざという時に備えるためのお金であり、日々の生活費です。

このお金は、半年から1年分の生活費として確保しておくとよいでしょう。

これだけあればとりあえず安心です。

このお金は、取り出しやすい普通預金口座に貯めておくとよいでしょう。

 
 

2. 5年以内に使うことが分かっているお金

次に、5年以内に使う予定のお金ですが、結婚やマイホームの頭金、教育費、学費などです。

普通預金よりも増やしたいところですが、いざ使うときに元本が足りないと大変です。

そのためには、比較的安全な定期預金や個人向け国債が適しています。

普通預金よりも金利が高く、元本が保証されているので、5年以内に使うことが決まっているお金の運用に向いています。

 
 

3. 将来のためのお金

そして、10年以上使わない将来のためのお金については、使う時間はたっぷりあるので、元本割れしても大きく増える可能性のある投資信託や株式などに投資して、積極的に増やすようにするとよいでしょう。

この投資の部分が一番気になるところだと思いますので、次のお話で解説していきますね。

 
 

3)お金を増やすための具体的な方法



本書では、いろいろな方法が紹介されていました。

確実にお金を増やす方法を2つ紹介します。

 
 

1つ目「ふるさと納税」

ふるさと納税とは、自分の好きな自治体に寄付をして手続きをすると、2,000円を超える金額を所得税と住民税から控除してくれる制度です。

つまり、支払う税金の額が2,000円分増えることになります。

しかし、支払った金額の数十パーセントに相当する返礼品がもらえるので、まるまるお得になるのです。

「ふるさとチョイス」や「さとふる」などのサイトで探すことができます。

ここでのポイントは、この返礼品を絶対に必要な物に変換することです。

例えば、お米なら絶対に食べますよね?

ふるさと納税の返礼品をお米に変えれば、今まで使っていたお金が浮いて、かなりお得になります。

それだけで年間数万円の節約になります。

また、ふるさと納税をすると確定申告をしなければならないので、会社員や公務員の方は面倒だと思います。

そんな時、ふるさと納税の納税先が5つまでならワンストップ特例制度、これを利用することで確定申告なしで、ふるさと納税ができるのでサラリーマンの方にとっても使いやすい制度になっています。

ふるさと納税の税額控除は、年収や配偶者の有無、子どもの数などによって上限額が決まっています。

総務省のホームページに目安が掲載されていますので、ふるさと納税をする前に確認してみてください。

年間いくら控除されるのかがわからないと、超過分を自分で納めなければならなくなります。


 

2つ目、公共料金をクレジットカードで支払うこと

これは本当に簡単なので、絶対にやってほしいです。

公共料金(電気、ガス、水道など)を口座引き落としではなく、クレジットカードで支払うのです。

そうすると、現金ではつかないポイントがつくので、一気にお得になります。

それらの請求で月に2万円かかるとすると、1%ポイントとして月に200ポイント、年に2,400ポイント貯まることになります。

公共料金のほか、保険や携帯電話などの料金もすべてクレジットカードで支払うと、かなりポイントが貯まります。

また、所得税、法人税、自動車税、固定資産税などの国税も場合によってはクレジットカードで支払えるので、かなりお得になります。

 

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まとめ



以下、簡単にまとめてみました。
 
  1. お金持ちになる人とならない人の違いとは?
  2. 残高がマイナスにならなければいいのですが、なぜでしょうか?
  3. お金を増やすための具体的な方法
 

投資の必要性はわかっていても、やはり元本割れが怖いというのが本音ではないでしょうか。

そこで、まず考えてほしいのが「節税」です。

具体的には、「ふるさと納税」と「iDeCo」です。

先ほど説明したように、ふるさと納税は節税の方法ですが、iDeCoは自分の掛け金を預金や保険、投資信託などで運用する投資プランです。

iDeCoのメリットは、掛け金を控除できるため、所得税や住民税が安くなることです。

例えば、本書で書かれている例では、所得税10%、住民税10%の人が毎月1万円の掛け金を支払うと、所得税が年間1万2000円、住民税が年間1万2000円、合計2万4000円の減税になります。

つまり、年間12万円で2万4千円の節税になり、年利20%の資産運用効果に相当します。

20%ってすごくないですか?

何から手をつけていいかわからない方は、ぜひ本書を読んで勉強してください。

 

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引用元:1日たった5分、11分でわかる "1日たった5分でお金持ちに・・・