●お客様自身のことを褒めちぎる
お客様とのお喋りは親密度を増すうえで大切です。
互いに興味を持っている共通の話題なら、会話が途切れることはありません。
これでお客様は心を開き、親密度はグッと増すはずです。
しかし、会話が盛り上がらないと、2人の親密度が増さないばかりか、お客様を退屈させてしまいます。
入店したばかりの女の子たちは、
「普通にお喋りするのって難しいですね。どうしたなら普通にお喋りできますか?」
と、ちょっぴり暗い表情を見せます。
特に初対面のお客様が相手の場合、緊張してスムーズに会話できないケースが多いようです。
こればかりは慣れるしかありません。
経験を積むことで、初対面のお客様とも気軽にお喋りできるようになるでしょう。
あとは女の子が、どれだけお客様と会話のキャッチボールができるかだけが問題です。
また、お客様との会話のツボは千差万別。
どのお客様が相手でも盛り上がる鉄板ネタは、キャリア5年以上のベテランにだってわかりません。
それがわかれば、ソープ嬢みんなが、お客様との会話に困ったり悩んだりしません。
私だって、それがわかれば女の子たちに教えています。
女の子には、お客様との会話中
「聞き役に徹すること」
「調子に乗って喋り過ぎないこと」
をアドバイスしています。
お客様を立てるためです。
しかし会話が続かないときは、女の子から積極的に話し掛ける必要があります。
ただし話の内容は、お客様の気分よくがよくなるようなものでなければいけません。
しかし、これをすれば、十中八九お客様が気分を良くすることがあります。
ずばり、お客様を褒めることです。
人は誰でも、他人から褒められれば喜ぶものです。
褒められて怒る人は滅多にいません。
特に男性は女性から褒められれば、相手のことを気に入り、簡単に心を開く傾向が強いようです。たったこれだけのことなのですが、堀之内の『H』に在籍している直美ちゃん(仮名)は、講習中に私の話を聞くなり
「男の人を褒めるって、どうやって褒めればいいんですか?」
と質問してきました。
22歳の直美ちゃんは、3日前に入店したばかりの元OL。短大卒業後に2年間のOL生活を送ってきたそうで、確かに言われてみれは制服が似合いそうなタイプです。
マジメそうな雰囲気を漂わせる女の子ですが、意外にも男性経験は30人以上とのこと。
彼女の雰囲気からは想像できない男性経験の多さに、一緒に講習を受けていた2人の新人も驚いていました。
正直、マジメそうな直美ちゃんにソープ嬢が勤まるのか半信半疑でしたが、椅子プレイを体験してもらうと
「んんんっ・・・んんっ」
直美ちゃんは内ももをピクンピクンと痙攣させながら、唇を噛んで必死にアエギ声を我慢していました。
さすが30人の男性経験は伊達ではない敏感な反応です。
さて話を元に戻しますが、たしかに女性は、会社の上司や同僚、恋愛感情を持っている男性などから、褒められることはあります。
しかし、総じてその逆はないでしょう。
彼女にとって
「男性をどうやって褒めればいいのか?」
というのは、当たり前の質問だったのです。
そこで私は直美ちゃんに、男性の褒め方を具体的に説明しました。
○気持ちを込めて言葉を発する
お客様を褒めるときは、抽象的な表現を避けなければいけません。
たとえば、よく使われる言葉に
「優しそうな人」というものがあります。
しかし、この
「優しそうな人」という表現は、男性にとって褒め言葉ではありません。
社交辞令といったところでしょうか。
それは自分以外の男性にも当てはまる無難な表現だからです。
それが
「階段で気をつけてって声を掛けていただいたとき、優しい人なんだって感じました」
だと、お客様は、自分のことをよく見て判断してくれた、という特別感を持つはずです。
褒めるときは、具体的かつさりげなく伝えることがポイントです。
さらに、褒めるときは気持ちを込めなければいけません。
朗読でもしているような口調では、お客様は喜ぶどころか
「わざとらしい」
と思い、かえって気持ちが冷めてしまうからです。
ここでは、お客様の内面を褒めることを例にしましたが、実際のところは難しいでしょう。
先ほど会ったばかりのお客様でも、性格や内面を表す言動や行動が見られれば、前述したような褒め方ができます。
しかし、実際にそうしたお客様は多くありません。
短時間のうちに、お客様を褒められるほど内面を知ることは難しいのです。
そうしたことから、私は女の子に対して、お客様を褒めるときは、まず外見を褒めるようアドバイスします。外見なら女の子自身の本音を絡ませることができます。
要するに本心から褒めることができるからです。逆にお客様が、女の子にとって苦手な外見な男性だったとしても、それはこれまで見聞きしてきた知識を活用すれば対応できるはずです。
よく女性雑誌に
「太っている男性のことが好きな理由」
「メガネをかけている男性のことが好きな理由」などアンケート記事が掲載されています。
普段から、そうした記事のコメントをチェックしておくと、いろいろなタイプのお客様に使えます。
私が現役時代のときは、お客様の外見の中で、特に目立っているところを褒めるようにしていました。
そういうところに限って、お客様本人はコンプレックスを持っているようで、褒められると本当に喜んでくれました。
たとえば、手がゴツゴツしているガテン系のお客様には
「私、こういう男らしい手が好きなの」
さらに、胸毛が濃いお客様には、
「すご~い、胸毛が濃い人って男らしくて素敵」そうした褒め言葉を掛けつつ、手や胸毛を撫でるのです。
このことによって、お客様は
「この女の子は、本当にこういうのが好きなんだな」
と喜んでくれます。
ときおり、褒めるところが見つからないお客様が相手のときに、
「本当に困ったときは、お客様の腕時計やバックなどを褒めます」
という女の子がいます。
その気持ちはとてもわかりますが、私は大反対です。
「わぁ、お客様にお似合いの素敵な腕時計ですね」
と褒めれば、そのお客様は素直に喜ぶかもしれません。
しかし、目の前にいるお客様を差し置いて腕時計を褒めることはないでしょう。
やはりお客様を褒めるときは、グッズではなく、お客様自身のことを褒めるべきです。
お客様は、女の子に褒められたことを覚えているものです。
その褒め言葉が気に入って次回に同じ女の子を指名することだって多いのです。
お客様とのお喋りは親密度を増すうえで大切です。
互いに興味を持っている共通の話題なら、会話が途切れることはありません。
これでお客様は心を開き、親密度はグッと増すはずです。
しかし、会話が盛り上がらないと、2人の親密度が増さないばかりか、お客様を退屈させてしまいます。
入店したばかりの女の子たちは、
「普通にお喋りするのって難しいですね。どうしたなら普通にお喋りできますか?」
と、ちょっぴり暗い表情を見せます。
特に初対面のお客様が相手の場合、緊張してスムーズに会話できないケースが多いようです。
こればかりは慣れるしかありません。
経験を積むことで、初対面のお客様とも気軽にお喋りできるようになるでしょう。
あとは女の子が、どれだけお客様と会話のキャッチボールができるかだけが問題です。
また、お客様との会話のツボは千差万別。
どのお客様が相手でも盛り上がる鉄板ネタは、キャリア5年以上のベテランにだってわかりません。
それがわかれば、ソープ嬢みんなが、お客様との会話に困ったり悩んだりしません。
私だって、それがわかれば女の子たちに教えています。
女の子には、お客様との会話中
「聞き役に徹すること」
「調子に乗って喋り過ぎないこと」
をアドバイスしています。
お客様を立てるためです。
しかし会話が続かないときは、女の子から積極的に話し掛ける必要があります。
ただし話の内容は、お客様の気分よくがよくなるようなものでなければいけません。
しかし、これをすれば、十中八九お客様が気分を良くすることがあります。
ずばり、お客様を褒めることです。
人は誰でも、他人から褒められれば喜ぶものです。
褒められて怒る人は滅多にいません。
特に男性は女性から褒められれば、相手のことを気に入り、簡単に心を開く傾向が強いようです。たったこれだけのことなのですが、堀之内の『H』に在籍している直美ちゃん(仮名)は、講習中に私の話を聞くなり
「男の人を褒めるって、どうやって褒めればいいんですか?」
と質問してきました。
22歳の直美ちゃんは、3日前に入店したばかりの元OL。短大卒業後に2年間のOL生活を送ってきたそうで、確かに言われてみれは制服が似合いそうなタイプです。
マジメそうな雰囲気を漂わせる女の子ですが、意外にも男性経験は30人以上とのこと。
彼女の雰囲気からは想像できない男性経験の多さに、一緒に講習を受けていた2人の新人も驚いていました。
正直、マジメそうな直美ちゃんにソープ嬢が勤まるのか半信半疑でしたが、椅子プレイを体験してもらうと
「んんんっ・・・んんっ」
直美ちゃんは内ももをピクンピクンと痙攣させながら、唇を噛んで必死にアエギ声を我慢していました。
さすが30人の男性経験は伊達ではない敏感な反応です。
さて話を元に戻しますが、たしかに女性は、会社の上司や同僚、恋愛感情を持っている男性などから、褒められることはあります。
しかし、総じてその逆はないでしょう。
彼女にとって
「男性をどうやって褒めればいいのか?」
というのは、当たり前の質問だったのです。
そこで私は直美ちゃんに、男性の褒め方を具体的に説明しました。
○気持ちを込めて言葉を発する
お客様を褒めるときは、抽象的な表現を避けなければいけません。
たとえば、よく使われる言葉に
「優しそうな人」というものがあります。
しかし、この
「優しそうな人」という表現は、男性にとって褒め言葉ではありません。
社交辞令といったところでしょうか。
それは自分以外の男性にも当てはまる無難な表現だからです。
それが
「階段で気をつけてって声を掛けていただいたとき、優しい人なんだって感じました」
だと、お客様は、自分のことをよく見て判断してくれた、という特別感を持つはずです。
褒めるときは、具体的かつさりげなく伝えることがポイントです。
さらに、褒めるときは気持ちを込めなければいけません。
朗読でもしているような口調では、お客様は喜ぶどころか
「わざとらしい」
と思い、かえって気持ちが冷めてしまうからです。
ここでは、お客様の内面を褒めることを例にしましたが、実際のところは難しいでしょう。
先ほど会ったばかりのお客様でも、性格や内面を表す言動や行動が見られれば、前述したような褒め方ができます。
しかし、実際にそうしたお客様は多くありません。
短時間のうちに、お客様を褒められるほど内面を知ることは難しいのです。
そうしたことから、私は女の子に対して、お客様を褒めるときは、まず外見を褒めるようアドバイスします。外見なら女の子自身の本音を絡ませることができます。
要するに本心から褒めることができるからです。逆にお客様が、女の子にとって苦手な外見な男性だったとしても、それはこれまで見聞きしてきた知識を活用すれば対応できるはずです。
よく女性雑誌に
「太っている男性のことが好きな理由」
「メガネをかけている男性のことが好きな理由」などアンケート記事が掲載されています。
普段から、そうした記事のコメントをチェックしておくと、いろいろなタイプのお客様に使えます。
私が現役時代のときは、お客様の外見の中で、特に目立っているところを褒めるようにしていました。
そういうところに限って、お客様本人はコンプレックスを持っているようで、褒められると本当に喜んでくれました。
たとえば、手がゴツゴツしているガテン系のお客様には
「私、こういう男らしい手が好きなの」
さらに、胸毛が濃いお客様には、
「すご~い、胸毛が濃い人って男らしくて素敵」そうした褒め言葉を掛けつつ、手や胸毛を撫でるのです。
このことによって、お客様は
「この女の子は、本当にこういうのが好きなんだな」
と喜んでくれます。
ときおり、褒めるところが見つからないお客様が相手のときに、
「本当に困ったときは、お客様の腕時計やバックなどを褒めます」
という女の子がいます。
その気持ちはとてもわかりますが、私は大反対です。
「わぁ、お客様にお似合いの素敵な腕時計ですね」
と褒めれば、そのお客様は素直に喜ぶかもしれません。
しかし、目の前にいるお客様を差し置いて腕時計を褒めることはないでしょう。
やはりお客様を褒めるときは、グッズではなく、お客様自身のことを褒めるべきです。
お客様は、女の子に褒められたことを覚えているものです。
その褒め言葉が気に入って次回に同じ女の子を指名することだって多いのです。