全国の地方銀行・第二地方銀行が
今年度に入り、
定期預金の金利を
従来の5分の1に当たる0.002%へ
一斉に引き下げたことが分かったと
日本経済新聞が伝えました。
4月からはメガバンクなどが
定期預金の金利を0.002%に引き下げており、
地方銀行・第二地方銀行も
同様に引き下げた格好となりました。
普通預金の金利は0.001%のところが多く、
定期預金の金利も限りなく
ゼロに近づいたといえます。
利息は限りなく少なくとも
現金そのものへの需要も高いです。
たしかにここにきて金の価格が
過去最高値を更新するなどしていますが、
投資資金が金などに
振り向けられているためといえます。
利子がほぼゼロに近いことで、
個人的にはリスク資産への投資は
資金が減る恐れもあることで、
そのリスクがないことも重要と考えます。
金への投資も当然リスクはあります。
ここまで低くなってしまった
銀行の預金金利に比べて、
0.05%という最低保証金利が
維持されているものが存在します。
財務省の発行する個人向け国債です。
これについては1年間換金できない
という制限こそありますが、
通常の債券に存在する流動性リスク、
価格変動リスクはありません。
その個人向け国債、
7月発行分はトータルで
1000億円台を回復したものの、
それでも4月以前に比べて
大きく減少しています。
これは新型コロナウイルスにより
金融機関の営業ができなかったことが
影響しているようである。
しかし、利子やリスク、
さらに買入限度額もないなどの利点を考えると、
本来、個人の資金は
もっと個人向け国債に向かっても
おかしくはないと思いますが、
それほど認識が広まっていないように思います。