退職の日の夕方、
子供達やその嫁さん達から、
連絡が来た。
いずれも、ねぎらいと祝福の言葉。
お前たちもいずれその日はやって来る。
その日をお前たちと共に無事に迎えられた幸せ。
お前たちもその幸せを、まったりと味わうことができるよう、心から祈る。

ザ、ロンゲストディ
その日はさりげなく過ぎていった。
でも、僕にとっては、ザ、ロンゲストディ。
帰り道、もう、通ることのない道すがら、40年間の時の流れを振り返る。
明日からの毎日が、
ロンゲストディであるように、
また、一歩ずつ、
生きている証を積み重ねていきたい。