こんばんは。岡村美稚です。

先回は,月王星(陰-)の画家ゴッホの人生を紐解きましたが,今夜は同じ画家でも,水王星(陰-)の画家ルノワールの人生を読み解いていきます。

月王星と水王星では,気質が違うのです。「画家」を適職とするのは「木王星(陰-)」の人です。ですので,この二人は適職ではないので,「努力=動体エネルギー」で研鑽を深めながら描いてきた・・と判断できるのです。

月王星は,精神が揺れ動きやすい星ですが優しい色調の絵を描きやすく,水王星は女性扱いが上手で甘いムードの絵画を描きやすいのです。

では・・・秋たけなわの「9月=紅葉」,芸術鑑賞を含めながら,水王星(陰-)の「ルノワールの人生」をご覧ください。


☆ピエール=オーギュスト・ルノワール

0の占星術師 岡村美稚のブログ 0の占星術師 岡村美稚のブログ 0の占星術師 岡村美稚のブログ

○1841年2月25日生まれ
・水王星(陰-)丑年生まれ・0の性(0星・)
・フランス(巳方位)の印象派の画家 ※画家=酉要素
・社会的な向上心が強かった。
・パトロンや愛好家の獲得に長けていた。
・リュウマチ性関節炎を患っていた。
・生涯における豊富な女性関係。
・女性的と直喩される流動的かつ奔放な筆勢,明瞭で多様な色彩,豊潤で官能的な裸婦の表現,揺らめく木漏れ日による人物や風景への効果を研究した斑点状の描写など,特徴的な表現で数多くの作品を制作。


<略歴>
○1841年(丑・停止年)7人兄弟の6番目として誕生。
・父は仕立屋、母はお針子であった。
・幼い頃から画才を示していたが,美声でもあった

○1844年(辰・生長年)ルーヴル美術館近くの都心に一家で移住。

○1851年(亥・充実年)聖歌隊に入り作曲家グノーから声楽を学ぶ。
・ルノワールの歌手としての才能を高く評価したグノーは,ルノワールの両親に「オペラ座の合唱団」入団を提案した。
・同時期に父親の知人から,ルノワールを「磁器工場の徒弟として雇いたい」という申し出があった。

⇒ルノワール自身が磁器工場での仕事を希望(聖歌隊を辞めた)。

○1854年(寅・清算年ふらふら)13歳で伝統的な磁器絵付職人の見習いとなる。
○1858年(午・健康年ふらふら)磁器絵付け世界にも機械化が影響し失職。

○1861年(酉・再開年)シャルル・グレールのアトリエに入塾。
○1862年(戌・経済年)官立美術学校に入学。


芽画家初期

○1864年(子・背信年ふらふら)『踊るエスメラルダ』をサロンに出品し初入選(後破棄)。 1865年~1867年(寅~卯年)入選と落選を繰り返した。

○1868年(辰・生長年)『日傘のリーズ』をサロンに出品し入選。
0の占星術師 岡村美稚のブログ

○1870年(午・健康年泣き顔)普仏戦争が勃発し召集され騎兵隊に配属。
・赤痢にかかり⇒翌年(人気年)3月に除隊。
泣き顔健康年で始めた事は,好き嫌いに関係なくうまくいかない。


チューリップ印象主義の時代

○1873年12月(酉・再開年 子・背信月)印象派の結成した協会に入会。
○1874年(戌・経済年)『第1回印象派展』「桟敷席」など7点を出品。
○1876年(子・背信年ふらふら)『第2回印象派展』「陽光を浴びる裸婦」等15点出品。
0の占星術師 岡村美稚のブログ 0の占星術師 岡村美稚のブログ
※左の作品「桟敷席」,右作品「陽光を浴びる裸婦」
・裸婦の身体に当たる木漏れ日や影を青や紫の色点で表現した技法が当時の人々には理解されず、「腐った肉のようだ」と酷評されたげっそり

○1877年(寅・清算年げっそり)『第3回印象派展』に大作『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』を含む22点を出品。(第4・5・6・8回展には不参加)
0の占星術師 岡村美稚のブログ

○1878年(卯・開拓年)サロンに出品を再開。

○1880年(辰・生長年)サロンに出した『シャルパンティエ夫人と子どもたち』は絶賛を浴びた。
0の占星術師 岡村美稚のブログ
・出版業者の妻シャルパンティエ夫人が自邸で催すサロンは評判が高く,ルノワールもこのサロンに出入りしていた。

○1881年(巳・決定年)大作『舟遊びの人々の昼食』を完成。
0の占星術師 岡村美稚のブログ
・左端に描かれる、帽子をかぶり犬を抱く女性は後にルノワール夫人となるアリーヌ・シャリゴである。
・アリーヌは『田舎のダンス』(1883年)などの作品のモデル。
・1881年(巳年)のイタリア旅行にも同行。
・ルノワールが印象主義時代との決別や終焉を告げた作品となった。

○1882年(午・健康年泣き顔)第7回印象派展に25点を出品。

湯のみ古典主義的な表現へと変化した時代

○1884年(申・浮気年)枯渇時代随一の大作「女性大浴女図」。

0の占星術師 岡村美稚のブログ

・裸婦像の描写は18世紀のロココ美術の巨匠ブーシェやフラゴナール,新古典主義の大画家アングルらの作品に強く影響を受けている。

○1888年(子・背信年げっそり)リュウマチ性関節炎や顔面神経痛に。
○1890年(寅・清算年げっそり) 49歳でアリーヌと正式に結婚。
0の占星術師 岡村美稚のブログ 0の占星術師 岡村美稚のブログ



もみじ晩年(豊満な裸婦画に代表される暖色を用いた豊潤な様式)
0の占星術師 岡村美稚のブログ 0の占星術師 岡村美稚のブログ

○1903年(卯・開拓年)南仏のカーニュに移り住んだ。
○1907年(未・人気年) レ・コレットと呼ばれる広大な地所を購入し,この地で死を迎えた。

・晩年期の1890年代からはリュウマチ性関節炎等体調がさらに悪化し、1911年(亥・充実年)には車椅子生活を余儀なくされるも、痛みに耐えながら最後まで精力的に作品制作は続けた。享年78歳。
0の占星術師 岡村美稚のブログ
※「赤」=若い女性・・を表しているのです。

以上が,印象派画家ルノワールの人生でした。



彼の人生の経緯を読み解くと,アリーヌ・シャリゴとの出会いが,彼の人生の大きな転換地点となっているのに気がつきます。

湯のみ針子として働く田舎娘のアリーヌ・シャリゴ
コーヒー美貌と都会的な洗練さを兼ね備えたシュザンヌ・ヴァラドン

彼が,二人の女性の間で,大きく心が揺れていたという事実は、画家随一の代表作『田舎のダンス』,『都会のダンス』でもよく示されている・・・との事。

0の占星術師 岡村美稚のブログ 0の占星術師 岡村美稚のブログ
※この「田舎のダンス」の女性がアリーヌなのです。彼は,右の女性も好きだったのですが,左の「田舎のアリーヌ」を選んでしまったのです。水王星なのに・・。

ルノワールは,水王星なので,「都会」「華やか」「芸能界」等が「ラッキーアイテム」なのです。そして,「田舎」「古典」「地味」等は「タブー要素」なのです。

ですので,恋人選択を間違えてしまったと考えられるのです。その証拠に,彼とアリーヌが結婚したのが「清算年」だったので,ルノワールは「弱気になって自分の気持ちを捨てて結婚した」と判断できるのです。

ルノワールとアリーヌが付き合いだしてから,彼の人生が変化し,リウマチ・顔面神経痛となってしまったのです。付き合いスタートしてからの時代は「枯渇時代」となってしまったと言われているのです。

この枯渇時代に,彼は「古典(丑要素=タブー要素)」に傾倒しているのです。ですので,この二人の相性は,「0相性」と読み取ることも出来るのです。つまり,時間か相性を「間違えてしまった相手」と考える事が出来るのです。完全に「ピント外れ」です。

晩年,ルノワールは「裸婦」を描き続けています。「裸」は「巳要素=決定要素」なのです。巳要素はルノワールにとっては「決定要素」なので,描く題材としては悪くはありません。甘いムードも良いのです。

水王星の男性は,若い女性が好きで浮気に走りやすいのですが,しかし,彼の場合は,晩年「浴女」シリーズがかなり多く,若い頃の作風と比べるとかなり「退廃的」になってしまった様です。

0の占星術師 岡村美稚のブログ 0の占星術師 岡村美稚のブログ

彼にとって,「浴女・ハーレム・裸の女と戯れる」=「風俗」=「丑要素」=「タブー要素」なのです。そして,彼を悩ませ続けた「リウマチ」=「末端神経が犯される病気=丑要素」だったのです。つまり,彼は完全にタブー要素=真冬の中で生きていた・・と判断できるのです。


ルノワールは,0の性生まれなので,都会的な感性と田舎的な感性の両方を持ち合わせたパワフル人間なのです。しかし,やはり「水王星」の気質を優先しないと,動体=肉体に負担が掛かってしまうのです。

彼が,水王星通りの人生を選択していれば,もっと丈夫に,都会的なセンスを活かして生きることが出来たはずです。


「0星・」=「0の性生まれ」の人は,良く「両方持っているからタブー職も大丈夫」と言われますが,そんな事はないのです。やはり,星を優先することで,幸せな「カリスマ人生」を生きることが出来るのです。

また,いつも暖かい場所で生きていたい水王星の人にとって,ルノワールの様な夫婦生活は,かなり辛い生活だったと考えられるのです。水王星にとって,「家族」「わが子」はタブー要素なのです。ですので,結婚する時期に気をつけないと,「病気」「障害のある子供」などが発生しやすいのです。ですので,相手と時間にはくれぐれも要注意なのです。


水王星の人だけは,相性が最高に良い「人気相性」がベストなのです。そして,生長・決定,人気地点での結婚をお勧めします。「充実相性」もOKなのですが,充実地点での結婚は,相手を間違えやすいので危険なのです。


結婚・・・結婚すれば「勝ち組」と言う人もいるのですが,果たしてそうでしょうか?

結婚での「相手」と「時期」の悪さで,「病気発生」「仕事失敗」「借金問題」「浮気問題」「事故発生」「人間関係悪化」「親戚トラブル」「家族問題」・・が発生する場合が多いのです。まさに要注意なのです。・・・「余命わずかな花嫁」等のタイトルを見ると,これは完全に「相性の悪さ」「時期の悪さ」と判断できるのです。






では・・・また乙女座ぴかぴか(新しい)