こんばんは。岡村美稚です。
今月は，金極=9月=酉月=芸術要素なので，芸術の秋らしく，オランダの画家「フィンセント・ファン・ゴッホ」の波乱なる人生を読み解いていきます。
オランダの画家「フィンセント・ファン・ゴッホ」
・1853年3月30日生まれ
・月王星（陰－）・丑年生まれ・再開の性
・後期印象派(印象派を超克しようとした)の代表的画家
＜略歴＞
○1853年(丑・再開年） プロテスタントの牧師の息子として生まれる。
・性格は激しく、家族を含め、他人との交流に難を抱えていた。
○1869年(巳・停止年） 16才で美術商の伯父のグーピル商会に勤める。
○1872年(申・生長年） 兄弟で唯一気の合うテオと文通開始。以後20年続く。
○1876年(子・浮気年） 失恋により美術商への熱意を失う。あまりに悪い勤務態度だったので，商会を23歳で退職させられる。
※「停止年」でスタートしたので，もって「浮気年」辺りまでと判断できる。
○教師としてロンドンなどで就労するも長続きしない。
○牧師を目指し貧しい人々の為に自分も貧民のような身なりで，炭鉱地帯等で献身的に活動を行う。
○1879年(卯・充実年） みすぼらしい有様が牧師らしくないと言われ伝道師の仮免許を剥奪される。
○1880年(辰・背信年） 画家を目指す。ブリュッセルでデッサンの勉強開始。
※「背信年」=自分を欺く・・・というキーワードもあるのです。本当にしたかった事ではなかったはずです。運気低迷なので，人の助言を聞いてしまったのでは・・。
○1881年(巳・停止年） 実家に画室を作り義従兄弟の画家に指導を受ける。
○1885年(酉・決定年） 実家を離れ、アントウェルペンの美術学校で学ぶ。
○1886年(戌・健康年） パリに移住。フェルナン・コルモンの画塾で学ぶ。
○1888年(子・浮気年） ゴーギャンと南フランスのアルルで共同生活をする。
※フランス=「巳要素」=0地点方位=停止要素なので，ゴッホの生命が停止する方位だったのす。
・ゴーギャンに「自画像の耳の形がおかしい」と言われ、自分の左の耳を切り取り、女友達に送り付けるなど奇行が目立った。
・近年になり異説が唱えられ、耳を切ったのは実は剣を振りかざしたゴーギャンであったとも言われる。（耳を送りつけたのもゴーギャンでは・・・by岡ちゃん）
・２人の強烈な個性は衝突を繰り返し、ゴッホの「耳切り事件」をもって共同生活は完全に破綻した。
・12月末日，プロヴァンスの精神科病院に入院する。
○1889年(丑・再開年） 3月に精神科病院に入院する。
○同年5月にサン・レミの病院再入院。翌年5月まで入院する。
・3回にわたり発作と脱力状態にみまわれる。
・ゴッホの内面の「高揚」と「沈静」が頻繁な周期で起こり作品に表出。
・病院では，比較的自由な生活を送り、数多くの作品を制作。
※まさにエネルギー体の月王星の人の絵画です。この「うねり」は，ゴッホの精神状態を表しているのです。月王星の人は，常に「揺れ動く波」が本体なのです。
○1890年(寅・経済年）7月27日にパリ郊外で猟銃の弾を腹部に受け、2日後に死亡した（37歳）。弟テオも翌年に死去。
・不遇の生涯を送っており、生前に売れた絵は1枚『赤い葡萄畑（La Vigne rouge）』だけであった。それでも生活していけたのは弟テオドルス（通称テオ）の援助があったからである。※葡萄=亥要素=人気要素
以上が，画家ゴッホの波乱なる生涯でした。
彼が，どうしてこの様な人生を辿ってしまったのか・・・と考えるならば，「人気要素」が使えなかった・・・と判断できるのです。
ゴッホは，月王星（陰－）の人なので，家業の「牧師｣が適職だったのです。
彼は，「貧しい人々のために・・」と考え，牧師になろうと決心しているのです。ところが，これがうまくはいかなかったのです。
そして，もう一つ。彼は，適職である「教師」も目指しているのです。ところが，これもうまくはいかなかった・・・。
適職なら，追い風に乗る如くうまくいくはずなのです。彼の大きな挫折の原因と見受けられるのは，弟「テオ」の存在です。
弟テオは，兄弟のなかで「一番気心が合った」として20年間文通し，生活の面倒も見た・・とのこと。
テオは，1857年（巳年）生まれなのです。なので，ゴッホにとっては，「０地点相性=停止相性」なのです。ところが，テオは火王星（陰－）の人なので，テオからの相性は「人気相性」なのです。
「０地点相性」と「人気相性」・・・テオからはかなり気心が通じ合う人だったのですが，ゴッホにすれば，テオがいつも側に居る事で，相談相手になることで，どうしても運命が閉ざされてしまう相手となるのです。
テオが，ゴッホの生活の面倒を見れば見るほど，ゴッホの生活は波乱となり，運気低迷となり，良い時間を使えなくなってしまうのです。そして，誤解され嫌われ現象も起きてしまうのです。
多分，ゴッホには，父親か母親に「辰年」「巳年」生まれの人がいたに違いありません。なので，性格が激しくなり，へそ曲がり現象が起き，うまく家業の適職が継げなかったと判断できるのです。
最終的には，ゴーギャンとの関係で精神に負担が掛かってしまい，精神病院に入院する事になってしまったのです。
ゴーギャンは，「金王星（陽＋）の申年生まれ」なので，ゴッホとは「健康相性」「生長相性｣だったのです。「生長相性」は，世界を広げてくれる人ですが，飽きて次に行きたくなる相性なのです。長くは続かない間柄なのです。
「０地点相性」のストレスを解消する為には，「健康」や「浮気」を使ってしまいがちなのです。ですので，「浮気年」に「健康相性」のゴーギャンと共同生活をスタートしてしまったのです。
※椅子=戌要素=ゴッホにとっては「健康要素」
※ゴーギャン=健康相性
しかし，「健康相性」は，「肉体や精神にストレスを感じる」相手となるので，お互いにイライラが募り，ぶつかり合いとなってしまったのです。
結果，「耳を切り落とす事件｣まで発生してしまったのです。「耳｣=「卯要素」なので，ゴッホにとっては「充実要素」なのです。ですので，このゴッホが切り落とせるはずがないのです。
「剣orカミソリ」=「申要素」ですので，ゴーギャンが自分の「０地点要素=剣orカミソリ」で「浮気要素=耳」を切り落としたと考えられるのです。
そして，「郵便=酉要素」「郵便配達=卯要素」なので，これもまたゴーギャンの対極要素なので，ゴーギャンが送りつけたと判断できるのです。
「健康相性」の「ゴッホ（丑）」に対して，「浮気相性」の「耳（卯）」を使って，決着をつけただけのことなのです。「健康」は「浮気」を呼ぶのです。
結果，ゴッホは，「健康相性」の人とと生活を共にしてしまったので，健康要素=精神疾患（戌要素）になったと判断できるのです。
１８９０年（寅）は，「経済年」でしたが，結果，彼は「猟銃で自殺をした」とされていますが，これに疑問を抱く人も出てきています。
私も疑問なのです。彼は，月王星なので，物に八つ当たりしても，肉体に危害を加える人ではないはずです。「猟銃=酉要素」なので，もしかしたら，これもまた金王星のゴーギャンのやった事ではないか・・と見ることもできるのです。
実際に，「自殺するには難しい銃身の長い猟銃を用いたことや、右利きにもかかわらず左脇腹から垂直に内臓を貫いている」ことから、他殺説を唱える者もいるそうなのです。
その証拠に，ゴーギャンは翌年海外である「タヒチ=辰巳要素」に出かけてしまったのです。「辰巳要素=ゴッホのタブー方位」なので，ゴッホの影響を無意識に「停止｣するために行ってしまったと考えられるのです。勿論，自分が疑われたら困るから・・逃げた・・・とも考えられるのです。
※東南アジア=ゴッホのタブー方位 ※ツタ=巳要素=ゴッホのタブー要素
※黄色=巳要素=ゴッホのタブー要素 ※赤=午要素=ゴッホを清算した
※背中=背信=「裏切った」 ・・・と読み取れる要素なのです。
ゴッホは，月王星（陰－）の人なので，自分の心を表現する事が苦手なのです。ですので，激しい気性のゴーギャンにされた事を説明する事が出来なかったのです。自分さえ我慢すれば・・と思ってしまう星の人なのです。
死ぬ前日には，「テオに自分の芸術論等などを滔滔と話していた」という事から，ゴッホは，やはり「教師・牧師・指導者」になりたかったと判断できるのです。
運命は，時間と相性で決まるのです。運気低迷をもたらす相性や時間には要注意なのです。
では・・・また
※「０相性」や「健康相性」「浮気相性」の人と，深く関わったり一緒に暮らしたりすると，やはりそれなりの影響は出てくるのです。しかし，「健康相性」や「浮気相性」は使い方次第では，ストレス解消にもなるのですが，共同経営は不向きです。「０相性」は，やはり一緒に暮らしたり，共同経営，夫婦関係，愛人関係などになると，かなり運気低迷となるので要注意なのです。
特に，お互いが「０地点相性」である男女が，共同経営や不倫関係になるのは，かなり危険なので，これこそ要注意なのです
。まさに，停止現象・嫌われ現象・犠牲者現象を起こすのです。絶対にしてはいけないのです。周りも迷惑をかけるのです。何も悪い事をしていない人が，犠牲者になるのです
。