木王星(陰-)の人生  独裁者マルコス元大統領の妻イメルダ婦人



こんばんは。0学鑑定士 岡村美稚です。

今回は,フィリピン共和国第10代大統領マルコスさんの妻イメルダ夫人に焦点を当てて,人としての「生き方」を追求していきます。


-20年以上にわたる独裁体制を維持したフィリピンのマルコス政権-

イメルダの夫マルコス元大統領水の巳.jpg木王星巳年生まれ・イメルダ.jpg

・1965年(巳・決定年)に大統領に就任、69年(酉・再開年)に再選を果たしたマルコスは、長期政権を目指した戒厳令発令や新憲法制定の一方で、妻のイメルダなどとともに国政を私物化し、蓄財にいそしんでいた。

・1983年(亥・充実年)に反対派の元上院議員ベニグノ・アキノが暗殺されると、国内外で反マルコスの動きが高まった。

・1986年2月(寅・清算年・清算月)に1年繰り上げて実施された大統領選挙での大がかりな不正により、マルコス政権は民衆やアメリカの支持を完全に失った。

・同年2月22日、エンリレ国防相らが反旗を翻すと、マルコスは鎮圧軍を送るが、100万人もの民衆が阻止。この動きは「ピープルズ・パワー」と呼ばれた。

・同年2月25日、マルコス一家はハワイに亡命し、ベニグノ・アキノの妻、コラソン・アキノが新大統領に就任した。

以上が,マルコス独裁政権誕生と滅亡のあらましです。


☆マルコス 1917年9月11日(水王星・巳年生まれ・決定の性)
★イメルダ 1929年7月 2日(木王星・巳年生まれ・開拓の性)

※二人の相性は,同じ地支(巳年生まれ)なので,同じ運命を辿りやすくなるのです。ですので,マルコスが大統領になると自分も参加してしまったようです。しかし,同じ地支は「同極現象」で「近づけば反発し合う」相性なので,二人は互いに飽きてしまったところに,大統領となり自分達のやりたい放題となってしまったのです。

※イメルダさんは,「木王星(陰-)」ですので,「束縛妻」なのです。ですので,自分の思い通りに夫を操縦したい人なのです。そして家族や親族の事を最優先してしまう星でもあるのです。


木王星(陰-)は,根っからのアーテストであり趣味が仕事人間です。手先が器用で,貴金属などを作らせたら天下一品なのです。技術者でもあり美的感覚にも優れている人が多いのです。

この才能を活かせば,手塚治さんや宮崎駿さんなどの芸術家になれるのです。

しかし,逆廻りの人生を辿ると,家族に執着した束縛人間となり,陰謀を企てて他人を集団でおとしめるのも平気な欲張り人間となってしまう場合もあるのです。・・・それがイメルダ婦人なのです。


イメルダ婦人の「特記事項」として,こんな出来事があったそうです。

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1966年7月4日、ビートルズはフィリピンでのコンサートツアー中に、イメルダ・マルコス主催のパーティーに招かれた。

イメルダ・ビートルズ事件.jpg

しかし、ツアー合間の貴重な休日になされた唐突な依頼であるため、何度も執拗な依頼を受けるが,ビートルズは出席を断り続けた。

大統領夫人の招待を断る事は許されないと、現地のプロモーターは断られた後も何度も依頼を続けた。

ビートルズが正式な断りを入れていたのにも関わらず、イメルダ夫人サイドには直前まで伝えなかった(時間寸前までパーティー出席の交渉があった)。

自分の招待を断る人間が理解できないイメルダ夫人は激怒し、新聞やテレビなどのマスコミを総動員して「ビートルズが勝手に約束を破ったために会えるのを楽しみにしていた子供たちが可哀想だ」とのネガティブキャンペーンを展開。

ビートルズが仕事をすっぽかしたと報道を浸透させ、反論を認めさせなかった。


この一件により、一気に国内にビートルズに対する反感が高まり、帰国の際にビートルズは空港で民衆から殴る・蹴るの暴行を受け、帰りの飛行機にはなかなか離陸許可が下りず、結局コンサートの収入をすべて当局に渡してようやく許可が下りたという顛末がある。

この件に関してポール・マッカートニーは、マルコス大統領失脚後に「隠された真相が明らかになった」と自分達の無実を証明できたことに安堵の意を示した。

なおジョージ・ハリスンは、「次にフィリピンへ行く時は、原爆を落としに行く時だ」と怒りを露わにしていた。

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イメルダ婦人の陰険なやり方は,なかなか真似できるものではありません。権力を傘に,やりたい放題・・・こんな情況にさせた周囲も悪いのです。

木王星(陰-)の人は,時として「集団いじめ」をする事があるのです。先日,ある軽食店で,50歳代の水王星の女性が泣きながら「あらぬ事でいじめに遭っている」と相談してきました。相手は,60歳の「木王星(陰-)の女性」でした。

木王星(陰-)の人は,綿密な思考形態をしています。まさに精密機械です。この思考形態をうまく活かせば大成するのですが,これを逆に使うと「用意周到ないじめ」となることがあるのです。かなり綿密・水面下で工作することもあるのです



私の知り合いでも,自分よりも実力がある人を,経営者に「あなたの椅子を狙っている」と耳打ちし,追い出してしまった人が居るのです。そして自分がトップになり続けてきたのです。

この人も木王星(陰-)の人です。あげく,彼女は,その組織も自分が乗っ取ってしまおうと,相性の良い人に誘いかけ,自分の周りを固めてきたのです。勿論かなりの金銭も横領してきました。

彼女は,今現在「背信年」ですので,この「裏切り行為」がばれて,解雇されそうなのです。

しかし,彼女は泣き脅しをかけたり,半分権利を要求したりして,なかなか辞めようとしないのです。

彼女は,完全に「裏切り行為」をしてきたのです。それが,ばれてしまうのが「背信年」なのです。



運気低迷3年間のスタート年である「背信年」は,今までの行為が明るみに出てしまうのです。もちろん彼女に協力していた共犯者も暴かれるのです。


どんなに従順にしていても,みんなは分かってしまうのです。神の裁き地点と言ってもいいのです。

では,何故イメルダ婦人や,私の知り合いの女性が,こうも道をゆがめてしまったかというと・・・

・イメルダ婦人にとって,政治は「浮気要素×」
・知り合いの女性にとって,その仕事は「清算要素×」
・集団いじめをした60歳の女性にとって,泣いていた女性は「0地点相性×」

だったのです。ですので,相性が悪いと性格が歪み,人生も破滅型になってしまう可能性が高いのです。

今夜は木王星(陰)ばかりとなりましたが,タブー要素はどの星の人にとっても恐いのです。

では・・・また乙女座ぴかぴか(新しい)