ふとしたことで思い出した。


何かあると、
家を追い出される家に育った。
もしくは母が家を出ていく。
祖母は自分が死んだ方がよかったんだと
泣きわめく。


その傷は今でも深くて
時々浮き彫りになってくる。


愛されてない。
私はいらないんだ。
こんな思いになっていた。


母が悪いわけではなく、
コミュニケーションがうまく
伝わらないという、
なんとも切ない問題。


どっちが悪いとかはないと思う。
だけど、当時の私は傷ついた。


母の感情は投げ込まれ、
私の感情は突き放される。


傷ついたという事実だけを
認めて、今日も小さな自分を
抱きしめて眠る。


小さな叫びを聞いてあげることで
癒されるのです。