<アジェンダ>

15:15-15:20 先生のお話

15:20-15:30 3年生進捗共有(簡潔に!)

15:30-16:20 SPJ話し合い、次回の課題決定まで

16:20-16:30 全体共有

16:30-16:40 休憩

16:40-17:20 卒論検討(前川・向井・宮崎)

17:20-17:35 全体共有

17:35-17:55 好きなもの紹介

 

<議事録>

15:15-3年進捗共有

●SHY班(1班)

今回やってきたこと

孤独死についての知見を深めた。

何を孤独死として捉えるかは多様な解釈があったが、内閣府は「誰にも見取られることなく死亡し、かつ、その遺体が一定期間の経過後に発見されるような死亡の態様」と定義していた。1人暮らしの高齢者に焦点を当てる。

今日やること

政府や自治体の目線から考え、ある程度解決の方向性を決める

>先生より

グループ全体に言えることだが、課題を取り組むにあたって次のやるべきことを想定して課題に取り組む様子が見られない(例えば、行政関係者やNPOへのインタビューが現時点で次にやるべきこととして想定される)

「孤独死」というと概念的はさらっと言えてしまうが、実際にはシビアな現実がある。現場でどういうことが起きているのか、誰が発見しどのように報告されるのかといったプロセスについて考えると、「孤独死」という問題がどのような問題であるのか、どのように扱うべき問題なのかが見えてくると思う。次のステップとしてこの問題をどうにかしたいと考えている人にインタビューにいくことを考えると覚悟しながら、情報収集をする必要がある。今はSPJというゲームのコマとして孤独死を扱っている(勝ちやすいからこのテーマを扱っている)ように見える。

 

(会話)

先生: どういう調べ方をしたか?

SHY班:厚生労働省が孤独死に取り組んでいるニュースや新聞記事、論文

先生:マクロなデータは入手しやすいが、現場の状況の理解には限界がある。個別の事例を扱った新聞記事を複数読めば重みが見えてくるはずだ。

 

先生:そこで新聞記事から得られる情報とは?

生徒1:出た時期が明確だから時期ごとの特徴や流れを知ることができる

 ⇢(先生)ドキュメンタリー的に、それに対する社会の反応も知ることができる

生徒2:地方自治体など小さい単位を知るきっかけ

 ⇢(先生)先行事例を知ることでSPJの次のステップにいく準備になる。他にもNPOや企業の取り組みを調べるのもよい。複数の取り組みを調べることができるはず

生徒2:よりミクロな視点で多様な施策についての情報や新しい視点を得ることができる

 ⇢(先生)当事者の生々しい思いを知ることができる。

 

先生:新聞で知った専門家の論文をCINIIを用いて調べるとよい。その専門家がどういう研究をしてきたのか、他の研究などを調べるのもよい。また、調べた新聞記事はpdfにして共有ドライブなどに格納しておくと次に使いやすいのでおススメ。


 

●めっちゃポジティブ班(2班)

今回やってきたこと

ひとり親の子どもへの育児・教育に関する施策を調べた。

今日やること

調べた施策からの考察を話し合い、これからの方向性について決める

>先生より

今日やることが抽象的だ。目標がはっきりしていると、課題をやってくる上で事前にどういう資料を用意し、先輩たちに読んできてもらうかなど明確になるはず。


 

●文豪班(3班)

今回やってきたこと

各自、読解力に関する図書2冊と英語論文を読んできた。それらから読解力の定義や重要性、読解力と読書の関係に関する内容を共有した。テーマを大学生の読解力と決定し、大学生への意識調査を行う方向性。

今日やること

先行の取り組みを把握し、意識調査の方法を考える。

>先生より

読書量と読解力の関係性が明確になったのにクエスチョンと調査方法がちぐはぐだ。読書量はなぜ下がっているのか、あげるにはなにが必要なのかを把握する必要があり、具体的に読書量を増やすための取り組み等について調べた方が良い


 

●コミュニティ班(4班)

今回やってきたこと

孤立の定義をはっきりさせ、それがどうして問題なのかについて話し合った

今日やること

政府な先行的な施策を調べ、今後の方針を決めたい

>先生より

国のどの部門に予算が回ってるのかをみると、着目すればいい領域が見えてくる。

 

 

15:45-16:35 3年SPJに向けた話し合い 、16:35-17:00 全体共有

●コミュニティ班

話し合った内容

正直なところあまり進まなかった。孤立の問題点を書き出し、孤立しやすい人の特徴を羅列した。グループとして目指すゴールを「高齢者が自分らしくいれるコミュニティの形成」だとした。

次回の課題

自分たちが高齢者の孤立なのか詰めてくる

>先生より

先行した取り組みを行っている現場を見てその人の意見を知るべき。

図書館にも孤独死に関する文献は山ほどあるし、無縁社会というNHKの番組も参考になる。


 

●SHY班

話し合った内容

インタビュー先にどこが適しているのか考えるために、孤独・孤独死問題に関連している団体を挙げた結果、地域包括センターに行くことを決定した。インタビューの目的や聴く内容についても話し合った。

次回の課題

個々の事象にフォーカスするため、一人10件以上新聞記事・ニュース・書籍などを読んできてインタビュー内容を考える。

>先生より

非常にシビアな現実に向き合っているということを理解して取り組むように。

●文豪班

話し合った内容

最終的にスポーツを絡めた解決策を提示することを念頭に置くと、読解力に焦点を当てた方が取り組みやすいと思いテーマを選定していたが、読書をすることは読解力の向上だけではなく人間の情緒を育むといった様々な効果をもっているから、読書に焦点をあてた方が様々な問題の改善に繋がる。現時点ではどちらかに絞ることはあえてしない方針。

次回の課題

あくまで読書と読解力の関係性を意識しながら、読書量を増やすためあるいは読解力をあげるための取り組みを調べる。また、細かい作業としては参考文献を整理する。

>先生より

社会課題として(多くの者にとって)見えにくいテーマだから、いかに読書量の減少(読解力の低下)が未来に大きな影響を与えるのかについて皆さんが明確に把握することが主張を説得的にしていくために重要。それが審査員や周りの人が課題設定についてどう実感してくれるかに関わってくると思う。


 

●めっちゃポジティブ班

話し合った内容

ひとり親という問題領域でテーマ候補3つ挙げたが、先輩方から「自分たちに関係のあることじゃないと続かない」と言われたため、自分たちの関心を洗いざらいしてみた。その結果メンバー全員興味があった「公園」にテーマを変更するかもしれない。次回の課題次第で検討する。

次回の課題

公園にまつわる社会問題について調べてくる

>先生より

本当に「ひとり親の問題」は自分たちにとって身近な問題ではないのか。将来的にどうなのか。ゲームとしてどうやって勝つのかとして対象を選んでいるように見えてしまう。

 

(会話)

先生:公園の方が身近なのか。また、身近でないものについて考えなくてもいいのか。

班員:遊具がなくなっていたり遊ぶ子どもが少なくなっていることは目に見えるため、身近に感じやすい。ひとり親の問題は実際に見ている人が班員の中にいなかった。身近でないものについて考えなくてもいいというわけではない。

先生:では、公園の問題とひとり親の問題はどちらが重いか?

班員:自治体が取り組んでいたり多くの人が課題として感じているため、ひとり親の問題の方が重いといえる。ただ、もともとコミュニティの過疎化問題に興味をもって集まったグループだったため、テーマの決め方がコミュニティからの連想ゲームのようになってしまい、ひとり親を選んだところに自分たちの強い意志がなかった。そのため、改めて班員それぞれの興味関心を振り返ってみた。

先生:コミュニティの過疎化といった問題はどう公園に繋がるか?

班員:過去の経験の中でコミュニティとして実際に訪れたこと。具体的な問題自体ははなせてないため、一旦、公園という課題に対して考えてみたい。

先生:自分たちの経験を基盤にしたところから始めるという視点は否定はしないが、取り組みやすい扱いやすいという観点からテーマ設定はしないように。

🐻社会課題の中で困っている当事者、その課題をなんとかして解決しようとしている当事者への「想像力」がないと、SPJに参加しても意味ないと思います。ここは本当に重要な点なので、しっかりと取り組んでください。

17:10-17:35 4年卒論検討、17:40-18:00 共有

※以下、CQはcentral questionの略、RQはresearch questionの略。


 

●前川

テーマ「盆踊り、踊り離れ」

話し合ったこと

・CQRQの妥当性

・発祥の地以外でも踊ることがあるのはなぜか

・何が踊り離れなのか定義をはっきりさせたい

・盆踊りはアレンジが加えられているものがあるがアレンジの幅はどの程度なのか。

次回の課題

CQRQの見直しと書籍が古いものが多いので現状の踊り離れの実態を調べたい

>先生より

 

現在、盆踊りブームがきているなどと聞いたことがあるが、CQにその原因の解明を、RQにサークルや地域の取り組み・その人々がどんな魅力を感じているのかを置いてフィールドワークに踏み込めばよいのでは?伝統的な団体よりは新しい団体のほうが良さそう。

🐻伝統的組織は、常に「人手不足」を課題として抱えがち。それは、伝統的盆踊りが「地域」との結び付き、地域の人間関係をベースに成立するからであると考える(なので、閉鎖的になりがち)。新しい取り組みは、その窮屈さから解放されて様々な試みを行っているのではないか。都会の中で伝統舞踊を踊る魅力とはどのようなものであろうか?


 

●向井

テーマ「楽曲の歌詞」

⇢大多数かつ自分もある程度知っているback numberを調査対象とする。歌詞が特徴的。一人のアーティストの曲をずっと聴く人もいれば毎日違う曲を聴く人もいて調査が厳しそうなので1アーティストに絞った。

話し合ったこと

みんなは音楽をどうやって聴くのか、どのような特徴の曲をよく聞くのかについてヒアリングした。メロディー、歌詞、慣れてる曲、周りの人が好きな曲から入る人など様々な答えが出てきた。

>先生より

back numberが好きといっても、それだけをずっと聞いているわけじゃないのではないか。シーンによって聴く曲、聴くアーティストを使い分けしているはず。1アーティストに絞るのは卒論の最後の段階でもできるので、どんな時にどんな曲・アーティストを聴くのか、その使い分けの現象に着目した方が面白いと思われる。

 

●宮崎

テーマ「ストリートダンスダンスにおける沸く要素の言語化」

話し合ったこと

他のゼミテンにストリートダンスの映像を見てもらったが、予備知識ない人からすると沸くタイミングが分からなかった。一方、あわせてラップバトルの映像も見てもらったが、こちらは予備知識なくても沸くタイミングが分かっていた。身体的な文化と言語的な文化の違いかと思われ興味深かった。また、お笑いとストリートダンスの関係性にも考えていきたい

>先生より

M-1の研究をした先輩の卒論を参考文献ドライブ入れておいたが、ダンスも競技化の功罪について焦点をあててみてほしい。競技としての「踊り」の戦略や戦術がダンス界に対してどういう影響を与えるのか。、どうして素晴らしいと評価されたダンスはそのような評価がなされるのかを調べ、言語化していってほしい。ダンスを知らない人のダンスの見方が変化する可能性がある。M-1は「定められた時間の中にいくら技を詰め込むか」ということを漫才師に求め、そのことにより一定の方向へ進化していくことを促した。M-1の場合は評価の軸が様々で、審査員の持っている軸によって変化する方向性が変わる。進化する方向性を限定しないような仕組みになっているのかもしれない。

 

18:00- 好きなもの紹介

 

●津田→アイドルとお笑いが好き

テーマ「お笑いの賞レース」

魅力:決勝だけじゃなくて予選前からずっと楽しい

予選中⇢ネタ動画、決勝進出者予想、劇場に行く(ネタを仕上げている)

決勝直前⇢進出者発表鑑賞、決勝の結果予想

決勝当日⇢万全のコンディションで臨む、楽しむ、結果に一喜一憂

決勝後⇢打ち上げ配信、賞レース関連コンテンツ大量、様々な感想考察

予選前⇢流れを汲んで今年の予想をする若手の章レースの動向を追う

 

18:10- 終了