<本日のアジェンダ>

15:15 各回の進め方の確認
15:20自己紹介:

  ホワイトボードへ記入しながら
16:20 係決め
16:40 ゼミLINE/メーリスの使い分けの方法の確認
16:50 休み時間
17:00 集団での思考の練習問題:

  対面とリモートのメリット/デメリット
17:50 懇親レクリエーション(隼、渡辺あ)
18:50 終了

 

【議 事 録】
◇各回の進め方の確認
・議事録担当(3年):各回の担当者が議事録を取りメーリスで共有。チェック後、ブログにアップ。
・司会担当(4年):担当者は担当日のアジェンダとタイムスケジュールを設定し、司会を行う。

◇自己紹介:ホワイトボードへ記入しながら
名前、出身高校、好きな食べ物/嫌いな食べ物、グッド&ニュース、最近あったよいこと&新しいこと
***
岡本先生の言葉:
うちのゼミでは「心理的安全性」の確保を重視します。議論の中でも、真面目なのかふざけているのか分からない状態になりますが、和やかな雰囲気があることで新しいアイデアが生まれたりします。ただ、全体に緩みがちになるので、課題の提出や真面目に議論することなどは各自が自己を律するようにしてください。そうすれば、「楽しく」かつ「生産性が高い」ゼミが実現できると思います。自己紹介で行う自己開示は「心理的安全」を創っていく上で大切であると考えます。
***

◇係決め
・思い出係×2:ゼミの活動記録を撮る。ゼミ中の写真や合宿、懇親会の写真などの撮影。
→梅田 宮崎
・合宿係×2:合宿の企画、実施。
→瀧本 小山
・懇親会幹事×3:コンパもしくは交流会の企画、実施。
→山口 白石 前田
・新歓担当×3:新歓をリードする。
→津田 永瀬 阿部
・OBOG卒論報告会×2:OBOGと交流の促進、卒論報告会の開催。
→勝俣 前川
・社会連携×2:社会見学に行くための企画。
→秋田 菅沼 

◇ゼミLINE、メーリスの使い分けの方法の確認
※ゼミ資料提出:水曜の19時までにメーリスへ投稿    
※遅刻や欠席はLINEに報告

◇グループワークの練習問題:対面とリモートのメリット/デメリット
ゼミまでに以下をmanabaにアップすることが課題となっていた。
4月13日のゼミの課題:【グループワークの練習問題】
 コロナ禍はわれわれの行動や思考様式に大きな変化をもたらしました。数ヶ月でZoomのような遠隔会議システムを普及させ、リモートでの授業やミーティングを可能としたのはパンデミックの「力」によるところが大きいと考えます。
 世界がいっせいに変化してしまうとそれが当たり前の日常の風景になってしまいますが、「リモート」でのコミュニケーションの出現は、われわれの生活の中の感覚、他者との関係の構築方法に実は大きな変容をもたらしているといえます。
 「対面」での交流の割合が多くなりつつある現在、ここで「対面でのコミュニケーション」のメリット/デメリット、「リモートでのコミュニケーション」のメリット/デメリットについて言語化=意識化しておくと、目的に応じて「あえて」どちらかの方法を選択することができるようになるでしょう。また、知らず知らずのうちに失ってしまっている「人生にとって大切なもの」を取り戻すことができるかもしれません。
 そこで初回のゼミでは両者のメリット/デメリットについて整理し、教室で行うゼミの効果を最大限に引き出す方法を考えたいと思います。
以下の問いに従って考えを整理してきてください。(manabaに書き込んでください)
①リモートでの授業、ミーティング、就活、「リモート飲み」などの経験をふり返り、困ったな、やりにくいなと思ったことをできるだけ書き出してみてください。
②逆に「リモート最高!」と思えた経験をできるだけ書き出してみましょう。
③次に、対面のコミュニケーションについても、授業、ミーティング、就活、飲み会などにおいて、困ったな、やりにくいなと思った経験を書き出してみてください。
④最後に、授業、ミーティング、就活、飲み会などにおいて「対面がいいな」と思えた経験を書き出してください。
⑤以上を踏まえ、「対面コミュニケーションのメリット/デメリット」、「リモートでのコミュニケーションのメリット/デメリット」について整理しましょう。


※ゼミの中では、①リモートのコミュニケーション/対面のコミュニケーションのメリット・デメリットを整理し、②ゼミでの生産性を上げる(新しいアイディアを生み出す)ために、また、ゼミのメンバー全員が成長するためにはどうしたらよいかについて検討を行った。

各チームの報告
☆チーム1


■オフライン
メリット
空気感が撮りやすくコミュニケーションが撮りやすい
動きで伝わる
環境が撮りやすいことで集中力上がる
デメリット(オンラインが出てきたことで可視化)
移動
■オンライン
メリット
時間の融通が聞くようになる
物理的距離を気にしなくていい
見た目を気にしなくていい
ツールの利便性を活用できる
デメリット
コミュニケーション:相手の意図がくみ取りにくい
環境:スイッチが入らない
ツール:リテラシーの差によって不安・問題が生じる
<ゼミの生産性を上げる>
言葉以外のコミュニケーション手段を活用する
「やっている感」を生み出す
空気感の共有
心理的安全性の確保
自分の立ち位置を明確にすることで能動的に参加するようになる
<ゼミ生の成長>
コストを払って開催されている対面授業だからこそ、効果を最大化させようと努力することが大事。このゼミは自分の興味を広げる・強めることが求められているからこそ、話し手・聞き手が熱心に参加するべきだろう。
🐻リモートという選択肢が普及したがゆえに対面の「負担感」、「面倒だという感覚」が相対的に増加したという指摘は当たっていると思います。その「コスト感」が「安い!」と思えるようにゼミにしっかりとコミットしてください。

☆チーム2

■対面
メリット
コミュニケーションの量が多い。
親密度を高めやすい
偶発的なコミュニケーションが発生しやすい
デメリット(距離が近いことから生じる)
飲み会が荒れやすい、暴力
コスト(お金・時間)がかかる
すべき議論が滞りがち
日程調整が難しい
■オンライン
メリット
移動が必要なくなる
他のことを並行して実施できる
どのような場所からでも参加できる(海外、電車内、自宅など…)
日程調整が用意
距離の制約を取っ払ってくれる
人間関係のしがらみに影響されない
デメリット
人とのコミュニケーションの量が少なる
間が悪い、どのタイミングで話せばいいか分からない
モチベーション:強制力がなくてやる気が出ない
人と直接会う機会が減る

<ゼミに活かす>
オンラインと対面の良い所取りをするのがいいと思う
アイデア
質を高める:親密度を高める、心理的安全性
量を高める:オンラインでの作業、事前の準備
成長(よりできるようになる)
作業系(資料作り)はオンラインで実施し、他の人とのディスカッションは対面で実施するのが良いと思う。
🐻懇親会やBBQ、合宿などがいかに教室でのディスカッションに重要かが指摘されていると思います。また、ゼミまでの準備もコスパをよくするために大切であることが自覚化できていますね。絵を描いてイメージを活性化するのもよいですね。

☆チーム3


■時間
オンライン:効率がよい
日程調整が容易
オフライン:親密度が高いとオンラインより効率よく進められる
■移動
オンライン
コストがかかる
オフライン
現場の雰囲気を感じることができる
一次情報を得られる
■印象
オンライン
相手の名前を覚えにくい
服装の用意は必要ないが、光やカメラの調整が必要
オフライン
相手の顔を覚えやすい
服を着れるのは楽しい時もあるが、それが負担になることもある
■コミュニケーション
オンライン
メリット
マスクなしで会話できる
チャットでも会話できる
データの共有が可能
デメリット
気を使う:背景、カメラがオフの相手の対応
オフライン
メリット
相手の意図をくみ取りやすい
モノ(ホワイトボード、食事)を共有できる
<ゼミに活かす>
連絡事項はオンラインで簡単に済ませる方がいい。距離的に遠いところとのコミュニケーションはオンラインが活用できる。議事録やスライドはオンラインで共有すると負担が減る。話し合い等意見を聞く場、モノを活用する場合は対面が良い。何かを見るとき等「自分にはないものを得る」ための機会は対面が良い。また、仲が良い人と授業をうけることで作業の効率化や、アイデアの質向上に繋がるという特徴も活かすと良いだろう。
🐻対面で議論する際のモノも重要ですね。身体をつかって視覚的に整理したり、絵を描いたりすることもアイディア出しを活性化するためには有効です。

☆チーム4


■オフライン
メリット
感情:他人のリアクション・特徴がわかりやすい。五感で感じられる。
切り替え:リモートだと難しいが、対面だとやる気を出せる
チャンス:本題以外の部分での発見やコミュニケーションがとれる
デメリット
見た目:気にしないといけない(服装、メイク)
時間:隙間時間に寝られない
場所:移動必要、迷う
きもち:顔色を伺う、雰囲気を考えないといけない
議論:書記のペースが追いつかない(対面だと盛り上がってペースが上がる)
■オンライン
メリット
見た目:気にする必要なし
移動:移動時間、事前準備が必要なし、迷子にならない
時間:スケジュール調整が用意、倍速再生すれば時間を短縮できる
デメリット
電波:Wifiの調子等が悪いと困る
会話しにくい:同時に何人もはなせないため。発言機会が偏る
<ゼミに活かす>
国立の美味しいお店を紹介・開拓→学校に行きたくなるように
雑談できる場所
リモート参加をOKにする
ゼミパーカーを作る
lineスタンプを作る
<ゼミ生の成長のために>
意見交換を活発に
1分間スピーチ:社会醸成、好きなアイドルについて
議事録さぼったらもう一回書く
🐻国立の美味しいお店や寛げる場所の共有はいいですね。議論に行き詰まった時に場所を変えるとか、カフェでリラックスするなどもグループワークに取り入れてください。
🐻「(欠席するくらいなら)リモート参加OKにする」については、よい指摘ですね。昨年、鈴木君が留学先から参加していましたね。具体的な方法について考えてください(毎回、誰がZoomの設定をするのか等)。
🐻「議事録さぼったらもう一回」という方法も取り入れていきましょう。

☆チーム5


■対面
メリット
相手の反応が見やすい
環境:通信環境に左右されない
デメリット
雰囲気に気おされて円滑なコミュニケーションができない
経済的:移動にお金がかかる
■オンライン
メリット
時間:節約
デメリット
雰囲気が分かりずらくなる
環境:通信環境が必要になる

<ゼミの生産性>
時間・効率:事前に準備
環境:ホワイトボード・付箋の活用
雰囲気:誉める、仲良くなる
経済:払ったお金の元をとる意気込みを持って試みる
🐻道具の準備の係も必要かもしれませんね。付箋の他にも必要な道具があったら言って下さい。購入します。さまざまな「小道具」を試してみましょう。
🐻オーバーに誉め合うというのもゼミの議論を活発化しそうですね。教員も誉めてほしいと実は思っています。笑

岡本先生の総括
対面で議論をすることの大切さを、考えを整理しつつ体感してほしいという意図で今回のゼミは設計した。集団でホワイトボードに向かってワイワイやることでアイデアがわいてくることを実感してくれたのではないか。アイデアは感じていることを言葉にしていくことが重要で、対面でのコミュニケーションはそれをしやすい。モヤモヤしていることを言葉にして、共有できる一方で、目標に向かって進めていくという点では、気持ちを発散させてしまい集中できないという側面もある。アイデアを形にしていくためには、対面で集まってたくさんアイディアのタネを出し合い、それらをロジカルに整理して集約するためにリモートで集まるといった方法が効率的かもしれない。また、ひとりで考えるほうが論理的に整理することに集中できる場合もある。そのような「考えるための方法」に自覚的になった上で、では、ゼミの場で「何をすべきか」、また、そこで生産性を高めるためには準備をどのようにしたらよいのかについて常に考えるようにしてほしい。
これから3年生はSPJで議論を繰り返していくと思うが、どのタイミングで対面を設け、どのタイミングでリモートを活用するべきか、今日の議論を参照しながら深い思考を行っていっていただきたい。


🐻新3年生は初回のゼミをどのように感じられただろうか?不確実性の高いVUCA社会の中では大学の教育も変わっていかなければならない。教員からの講義を一方的に聴くだけでは効率が悪い。教室は知識伝達の場から新しい「知」を生み出す場へ変わることが求められています。今回のゼミは、実は既存の大学の授業に対する批判的な視点をもっています。大人しく真面目な顔で臨んでいれば学習効果が高くなるかというとそうではなく、わいわいと身体を動かしていた方が多くを学べることもあります。「思考」スキルのトレーニングとして今回はグループでのディスカッションを行いましたが、アイディア出しや議論が行き詰まった際の対処法、心理的安全を創るための方法など、多くの「思考のツール」を手にできたのではないでしょうか。今後は、みなさんからの提案も取り入れていきたいと思っています。新しいアイディアを生み出すための方法、深い思考を行うための方法などを提案して下さい。いろいろ試して、楽しく、多くを学べるゼミをつくっていきましょう。

◇レクリエーション
隼くん、渡辺(あ)さん、お疲れさまでした!