「スポーツ好き」でなくてはならないのか? Part2:学生視点から

 入ゼミ希望のみなさん、こんにちは。岡本ゼミに興味をもっていただき、ありがとうございます。

 担当者の岡本🐻です。

 前回の記事では、スポーツを扱うゼミであるが「『スポーツ好き』である必要があるのか」、教える側の視点で説明しました。

ゼミ3年生の学び方3:「スポーツ好き」でなくてはならないのか? Part1:教員視点から

 

 今回は「スポーツ好き」のゼミ3年生と「スポーツに苦手意識を持っている」ゼミ3年生の二人が、「学生視点」から岡本ゼミにおけるスポーツの扱い方について書いてくれました。

 ゼミ選びの参考にしてください。

 

 

 

ゼミ3年生が1年間を振り返って考える岡本ゼミの「スポーツ」の扱い方

 

 前回のブログでは、岡本先生からこのゼミにおける「スポーツ」の位置づけについて書いていただきました。そこで今回は、岡本ゼミ3年生の中からスポーツが好きな人、苦手な人をそれぞれ1人ずつ選び、岡本ゼミとスポーツの関わり方について、学生視点での意見を掲載します。入ゼミ希望者の方は、ぜひ読んでみてください!

 

サッカースポーツ好きな人よりサッカー

 

 私がゼミ選考を進める上で軸としたのは「これまで続けてきた様々なスポーツをベースとして卒論研究を行いたい」や「ゼミ内外での活発な活動により大学生活の充実」といった点でした。同じように考えているゼミ希望者へのアドバイスも含め、ゼミにおけるスポーツの捉え方と他のゼミとの違いの2点について述べたいと思います。

 私はこれまでの人生でサッカー、ビーチサッカー、スノーボードなど個人と団体、メジャーとマイナー、シーズンの有無など多様なスポーツに触れてきたので、これらを対象として卒論を作成したいと考えていました。実際ゼミ選考の際にはマイナースポーツであるビーチサッカーに着目し、競技環境の拡大、プロリーグ化の可能性などについて考えたいと述べていました。しかしSPJや先輩の卒論検討を通じて、スポーツそのものへの興味というよりむしろ、様々な要素と結びつくスポーツの価値やスポーツに根付いている考え方の応用などスポーツに付随する文化や背景等への興味が非常に大きくなりました。そのような意味でスポーツの捉え方というのは非常に多様なんだと実感させられました。この点を押さえていないと自分と同様にスポーツビジネスの中村ゼミを勧められると思いますので頭の片隅に置いておくといいんじゃないかなと思います。

 商学部にも様々なゼミがあるので私からは先ほどあげた中村ゼミとの比較をもとにゼミの特徴を述べたいと思います。両者ともスポーツを研究の対象としている点では共通していますがその切り口が若干異なります。中村ゼミは経済学的な観点などからスポーツビジネス、市場についての研究をしているため商学部らしいゼミです。一方で岡本ゼミはスポーツを文化の一つとして捉え、消費者行動や社会学など様々な観点から分析するゼミです。この特徴はゼミテンの多様な個性によって形作られていると考えられます。自分のように長くスポーツに親しんできた人もいれば、アイドルなどの特定の推しについて考える人、食について興味がある人などがいますが、それぞれが持つバックグラウンドを活用し文化現象について多角的に分析するため、新たな気づきが多くあり毎回のゼミが刺激的です。そのためスポーツ以外にも興味を持ち受容するという姿勢が不可欠になりますが、それらを楽しめる方はこのゼミにあってると思います。

 長くなりましたがこのゼミではスポーツは文化について思考するためのツールの一つに過ぎないと思っています。個々の持つバックグラウンドをもとに議論に積極的に参加できる皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

 

ルンルンスポーツが苦手な人よりルンルン

 

 岡本ゼミは「スポーツ・ツーリズム・文化のマネジメント・マーケティング」を扱うゼミです。とはいえ、私はずっと文化部所属でスポーツはからきしだし、インドアなので旅行もほぼ行きません。というわけで、ゼミ選びを迷っている2年生の方々に向けて、自分が岡本ゼミを選んだ時の話をブログに書くことになりました。

 特にスポーツにも旅行にも積極的ではない私が岡本ゼミを選んだ理由は、自分が書きたい卒論のテーマを受け入れてもらえそうだと思ったからです。当時地下アイドルにはまっていた私が書きたかったテーマは、「人気の出るアイドルと出ないアイドルの差は何なのか?」でした。ゼミでこんな趣味のようなテーマを扱ってよいのかと疑問に思っていたところ、岡本ゼミの先輩方の卒論テーマをTwitter上で見つけました(卒論報告会の動画が見られるリンクがTwitter上にあるので、ぜひ見てみてください)。岡本ゼミで扱うテーマは、スポーツや旅行ではなくても、自分の好きなものや掘り下げて考えたいものならなんでもいいと思います。

 このように、自分の趣味について真面目に考え分析していくという当時卒論発表会から受けた印象は、今もそのままです。自分の好きなものに対してその理由を考えるのが好きな私にとっては、ぴったりのゼミだと思っています。

 …とはいえ、自分の趣味を追求できるのはおそらく4年生からだろう、ということも申し添えておきます。3年生の間はSPJというスポーツを使った政策提言コンペの準備が主となります。私のグループはオルタナティブスポーツ(説明は割愛します)という馴染みのないスポーツを扱ったので、その体験会をゼミ内のグループで企画し、2度行いました。 また、その体験会で協力してくださった先生に誘われ、フットサルの体験会にも出席しました。というわけで、スポーツ嫌いの私にも、結局ゼミでスポーツをやる機会はあったわけです。 20年間のインドア生活で染み付いた運動嫌いがたった3回で変わるわけもなく、スポーツを避けていきたい気持ちは変わりませんが… でも、グループのメンバーにも恵まれ、3年のコンペまで、そこそこ楽しくスポーツと関わることができました。

 うまくまとまったでしょうか。とりあえず、スポーツが苦手でも嫌いでも、それならそれでその視点を踏まえて岡本ゼミに入ってもやっていけますよ、ということをお伝えできていれば嬉しいです。